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89分に追い付かれるも…千葉、清武の劇的弾で今季2度目の連勝!!

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決勝点を叩き込んだジェフユナイテッド千葉FW清武功暉

[8.11 J2第27節 千葉2-1山口 フクアリ]

 J2は11日に第27節を開催し、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉レノファ山口FCが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半12分にMF町田也真人のゴールで千葉が先制するも、後半44分にFW岸田和人がPKを沈めて山口が追い付く。しかし、同アディショナルタイムにFW清武功暉が劇的な決勝ゴールを奪って千葉が2-1の勝利を収め、今季2度目の2連勝を飾った。

 ホームの千葉は第26節徳島戦(○1-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、3連敗中の山口は第26節熊本戦(●1-2)から先発5人を入れ替え、MF加藤大樹、MF鳥養祐矢、MF池上丈二、DFパク・チャニョン、今季初出場となるGK吉満大介らを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から千葉がボールを保持する展開となり、パスを左右に散らして山口を揺さぶって隙を突こうとするものの、山口守備陣が粘り強く対応して簡単にはフィニッシュまでは持ち込ませない。対する山口は千葉最終ラインの裏を狙ったロングボールからゴールに迫ろうとするが、パスの精度を欠いて好機を生み出せなかった。

 後半に入っても千葉が圧倒的にボールを保持し、フィールドプレーヤー全員が山口陣内に入って圧力を強めていく。後半8分には高い位置でボールを奪ったFW船山貴之がPA外から意表を突いたループシュートでゴールを脅かすが、ボールはポストを叩いてしまう。さらに同9分にはPA内でボールを受けたFWラリベイの折り返しに対し、ゴール前でフリーになった清武が合わせるもシュートはゴール左に外れてしまった。

 後半11分には山口がゴールを脅かし、DF福元洋平のミドルシュートをGK佐藤優也が前にこぼしたところをFWレオナルド・ラモスが蹴り込んだが、これはオフサイドの判定に取り消される。すると同12分、MF矢田旭のパスから左サイドを駆け上がったDF乾貴哉のクロスはGK吉満大介に触れられたものの、こぼれ球を町田が冷静に蹴り込み、千葉が先制に成功した。

 1点のビハインドを背負った山口は後半18分にMF小塚和季、同23分に岸田と攻撃的なカードを切って状況を打開しようと試みる。すると同42分、小塚のスルーパスに反応してPA内に進入した岸田がDF近藤直也のファウルを誘ってPKを獲得。これを岸田自らが蹴り込んで試合を振り出しに戻す。しかし、同アディショナルタイム、右サイドから送られたクロスを近藤が折り返すと、ゴール前に走り込んだ清武がヘッドでねじ込み、千葉が2-1の劇的な勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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