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「クロスが上がったとき…」 千葉FW清武、“予感的中”の劇的決勝ゴール

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決勝点を奪ったジェフユナイテッド千葉FW清武功暉

[8.11 J2第27節 千葉2-1山口 フクアリ]

 残り1分だった。後半44分、ジェフユナイテッド千葉は山口にPKを沈められて同点に追い付かれてしまう。プレーオフ出場権を争うためにもホームでは絶対に負けられない。すると、最後まで勝利を諦めなかったチームは90+3分に劇的な決勝ゴールを奪取する。

 右サイドからMF為田大貴がクロスを送ると、ゴール前のFW清武功暉には予感があった。「タメ(為田)からクロスが上がったとき、ドゥーさん(DF近藤直也)が折り返すと分かっていた」。すると、その予感は的中。ファーサイドの近藤が「柔らかい良いボールを落としてくれた」(清武)と中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだ清武がヘディングでねじ込んでチームに勝ち点3をもたらすゴールが生まれた。

 劇的弾を決めた清武は悔しい思いを抱えていた――。0-0で迎えた後半9分、PA内でボールを受けたFWラリベイの折り返しに反応してゴール前でフリーになりながらも、シュートをゴール右に外してしまう。「後半の最初にどフリーで外していたので、絶対に取り返してやろうと思っていた」と自らのミスを帳消しにした。

 チームは今季2度目の2連勝を飾り、7位に浮上。「連勝しないと上に行けないので本当に今日勝ちたかったし、この順位で連勝できたのは大きい」と充実した表情を浮かべると、「次も絶対に負けられない相手なので頑張りたい」と次節の首位・湘南戦に視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)
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