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ゴールをこじ開けたのはウタカ!! 完封勝利のFC東京が2連勝…ポドルスキ不発の神戸は3連敗

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FC東京ヴィッセル神戸から完封勝利を収めた

[8.13 J1第22節 FC東京1-0神戸 味スタ]

 J1リーグは13日に第22節を開催し、味の素スタジアムではFC東京ヴィッセル神戸が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半も両チームともに相手守備を崩し切れずに試合が進むが、後半43分にFWピーター・ウタカが決勝点を奪い、FC東京が1-0の勝利を収めた

 ホームのFC東京は9日の第21節大宮戦(○2-1)から先発4人を入れ替えてFW大久保嘉人、MF東慶悟、DF徳永悠平、J1初出場となるGK大久保択生らを先発起用。一方、アウェーの神戸は前節鹿島戦(●1-2)から先発1人を入れ替え、出場停止が明けたMF田中英雄らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握って試合を進める神戸がフィニッシュまで持ち込む場面を増やしていく。まずは前半18分、高い位置でMF橋本拳人からMF藤田直之がボールカットしてスルーパスを送ると、MF小川慶治郎が決定機を迎えるが、シュートは距離を詰めた大久保択にストップされてしまう。さらに同19分にはFWルーカス・ポドルスキが左足シュートで、同20分には田中が蹴り出したCKからDF橋本和がヘディングでゴールを脅かすが、ともに枠を捉え切れずに先制点を奪うには至らなかった。

 一方のFC東京はマンツーマンで対応してくる神戸守備に苦しめられ、なかなかボールを前線まで運べなかったが徐々に盛り返す。前半27分にはPA外でボールを受けた大久保嘉がMF高萩洋次郎に預けると、スルーパスに走り込んだ東がシュートまで持ち込んだが、GKキム・スンギュに阻まれてしまう。さらに同40分にはDF室屋成の折り返しから東が狙うもシュートは枠上に外れ、前半は0-0のまま終了のホイッスルが吹かれた。

 スコアレスのまま後半を迎えると、神戸は小川に代えてFWハーフナー・マイクを投入する。後半4分にはFC東京が好機を迎えるが、ドリブルで運んだFW前田遼一が切れ込んで放った右足シュートはキム・スンギュに弾き出されてしまう。同12分にはFC東京ベンチが動き、東に代わってMF米本拓司がピッチへと送り込まれる。後半になって圧力を強めるFC東京は同17分、DF太田宏介が強烈なミドルシュートを放つも、キム・スンギュの守備範囲に飛んでしまった。

 その後も両ベンチが動き、後半27分にFC東京がFWピーター・ウタカ、同30分に神戸がMF小林成豪を投入して状況を打開しようと試みる。同36分にはMFニウトンのサイドチェンジからPA内に進入したポドルスキがダイレクトで狙うもネットを揺らすには至らず。同40分にはDF橋本和のクロスからハーフナーがドンピシャのタイミングでヘッドで合わせるも、好反応を見せた大久保択が片手で弾いたボールはクロスバーを叩いた。

 すると後半43分、大久保嘉のスルーパスから敵陣深くに走り込んだ室屋の折り返しをウタカが蹴り込み、FC東京が先制に成功。そのまま逃げ切って1-0の勝利を収めて2連勝を飾り、一方の神戸は3連敗となった。

(取材・文 折戸岳彦)
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