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3バック変更も奏功せず…鹿島が大岩体制10戦目で初黒星

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試合中、DF昌子源と言葉をかわす大岩剛監督

[8.13 J1第22節 川崎F3-1鹿島 等々力]

 大岩体制10戦目で初黒星を喫した。鹿島アントラーズは川崎Fに1-3で敗れ、5月19日の川崎F戦(0-3)以来、10試合ぶりの敗戦。大岩剛監督の初陣となった6月4日の広島戦(3-1)以降、無敗(8勝1分)を守っていたが、ついに土が付いた。

 序盤から川崎Fにゲームを支配される苦しい展開。前半40分までシュートさえ打てない展開に前半終了間際からは3バックにシステムを変更した。「少し変化を加えたい。前線に人数をかけたい」(大岩監督)という狙いだったが、直後の前半アディショナルタイムに失点。後半も3バックを継続したが、後半開始50秒で追加点を許した。

「入れられた時間が2点とも悪かった」と指摘するDF昌子源は3バックについても「やり方云々というより、俺が左のセンター(バック)、ナオ(植田直通)が右のセンター(バック)で、普段サイドバックがいるところまで行ったほうがいいのか分からなくて、曖昧な部分があった」と率直に振り返った。

 百戦錬磨の鹿島といえど、不慣れな3バックに試合の中で臨機応変に対応するのは難しかった。ましてや、ここからというところでの連続失点。ゲームキャプテンを務めたMF遠藤康も3バック時はボランチでプレーし、「ポジションが変わって、そこでズレがあって、隙を突かれた。もっと中でいろいろ話してやれた部分もあると思う」と悔やんだ。

 2位C大阪と勝ち点2差の首位はキープしたが、3位横浜FMとは勝ち点3差、4位川崎F、5位柏とも同4差に縮まった。混戦の様相を呈す中、王者がここで踏みとどまることができるか。次節は19日、ホームで清水と対戦する。

(取材・文 西山紘平)

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