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ユーベは新10番ディバラの2発で追いつくも…ラツィオが後半AT弾で伊スーパー杯を制す

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ラツィオが8年ぶり4回目の優勝を飾った

[8.13 イタリアスーパー杯 ユベントス2-3ラツィオ]

 イタリアスーパー杯が13日に行われ、昨季のセリエAとコッパ・イタリアを制したユベントスとコッパ・イタリア準優勝のラツィオが対戦し、ラツィオが3-2で競り勝ち、8年ぶり4回目の優勝を飾った。

 ユベントスは新加入選手の先発メンバー入りはなく、ミランに移籍したDFレオナルド・ボヌッチの代わりにDFメフディ・ベナティアを先発起用。FWゴンサロ・イグアイン、今季から背番号10を背負うFWパウロ・ディバラ、FWマリオ・マンジュキッチが最前列に入った。

 ゆっくりした試合展開の中、ラツィオが一瞬の隙を突いて先制する。前半32分、MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチのスルーパスを受けたFWチーロ・インモービレが最終ラインを突破。PA内でGKジャンルイジ・ブッフォンに倒され、PKを獲得すると、自らゴール右隅に決めた。

 1-0で折り返した後半9分にもラツィオが追加点を決める。ユベントスの最終ラインからのパスをカットすると、MFマルコ・パローロが右サイドから山なりのクロス。PA内のインモービレがブッフォンの逆を突くヘディングシュートでこの日2得点目を奪った。

 昨季2冠のユベントスも意地を見せる。後半40分、ディバラがPA手前でファウルを受けると、自ら獲得したFKのチャンスに左足を一閃。鮮やかな直接FKで1点を返すと、同45分にはDFアレックス・サンドロが獲得したPKを再びディバラが決め、土壇場で2-2の同点に追いついた。

 新10番の2ゴールで勢いに乗るユベントスだが、ラツィオは冷静さを失わなかった。後半アディショナルタイム4分、途中出場のDFジョルダン・ルカクが左サイドを突破し、中央に折り返すと、同じく途中出場のMFアレッサンドロ・ムルジャが合わせ、劇的な決勝点。終盤の激しい打ち合いを制したラツィオが今季最初のタイトルを勝ち取った。

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