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マインツエースはやはり武藤嘉紀か…指揮官、SDがカップ戦で輝き放ったFWを称賛

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マインツエースはやはり武藤嘉紀か?

 マインツに所属するFW武藤嘉紀がついに以前の輝きを取り戻しているようだ。サンドロ・シュワルツ監督やルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は、新シーズンの初公式戦で2ゴールをマークするなど全得点に絡んだ同選手を褒め称えている。

 2015年夏にマインツに加入した武藤は、ドイツでの初シーズンでは後半戦から負傷を強いられながらもリーグ戦20試合に出場し、7ゴールをマーク。だが、2016-17シーズンも序盤にケガを負い数カ月間の離脱を余儀なくされたため、今夏にケルンに渡ったFWジョン・コルドバにエースの座を奪われていた。

 しかし、シャワルツ新体制の下ではゲーゲンプレスを極めた“マインツの伝統“とも言えるプレースタイルが復活。12日に行われたDFBポカール1回戦の相手は4部所属のリューネブルクとは言え、2ゴールを挙げ、PKも獲得した武藤も最前線で相手にプレスをかけつつ、監督が求める仕事を見事にこなしたとのこと。ドイツ誌『キッカー』が伝えたコメントでも、シュワルツ監督は「彼の働きは我々のサッカーにとって重要」と試合後には得点力以外の部分にも満足している様子で語っている。

 同誌はまた、コルドバがチームを去ったことで武藤にボールが集まる場面が増えたことを指摘した。新しく加わったトップ下のアレクサンドル・マキシムやウィングの選手たちが“新エース候補”をより活かしているという。シュレーダーSDも「ジョンがいなくなったため、彼はより多くの責任を背負うことになった」と言及しつつ、「彼がトップ級のストライカーであるのは以前から分かっていたこと」と決定力に関しては驚いていない様子をうかがわせている。

 マインツは19日に行われるブンデスリーガ開幕節ではホームでハノーファーと対戦。オサスナからFWケナン・コドロといった新たなライバルが加わった中で、現地では武藤の完全復活に期待が寄せられている。


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