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闘莉王、14年ぶり古巣ホームで見せ場作るも…齋藤&前田2トップ躍動の水戸が完封勝利

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[8.16 J2第28節 水戸2-0京都 Ksスタ]

 J2は16日に第28節を開催し、ケーズデンキスタジアム水戸では水戸ホーリーホック京都サンガF.C.が対戦。前半20分にFW齋藤恵太のゴールで先制した水戸が、後半34分にFW前田大然の得点で突き放して2-0の完封勝利を収めた。

 03年に水戸に在籍していたDF田中マルクス闘莉王にとって、14年ぶりの水戸での一戦。いきなりゴールを脅かしたのはアウェーの京都だった。中盤でルーズボールを拾ったFW岩崎悠人が一気の加速で自陣から敵陣PA付近まで持ち運ぶと、鋭い切り返しでDF浜崎拓磨を翻ろうして右足シュートを放つが、ボールはポストを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 一方の水戸は前半10分、後方から蹴り出されたボールのこぼれ球に反応した齋藤が狙うも、シュートはGK菅野孝憲の守備範囲に飛んでしまう。だが同20分、DF下畠翔吾のコントロールミスを見逃さずにボールを奪ってカウンターを発動させると、前田のパスから抜け出した齋藤が独走して右足シュートでネットを揺らし、水戸が先制に成功。先月、熊本から加入して初先発を果たした齋藤にとって、移籍後初ゴールとなった。

 1-0と水戸がリードしたまま後半を迎えると、立ち上がりに京都がゴールに迫る場面を作り出すが、同2分のFW大黒将志のシュートは相手選手にブロックされ、直後のCKから下畠が放ったヘディングシュートはGK笠原昂史に阻まれる。さらに同5分にFWエスクデロ競飛王のオーバーヘッドシュートのこぼれ球に反応した闘莉王が放ったシュートはクロスバーに弾かれてしまう。

 すると後半12分、接触した際にMF吉野恭平のヒザがMF橋本晃司の顔に入ってしまい一発退場。1点のビハインドを背負う京都が数的不利に陥ってしまう。同26分には1人少ないながらも京都が決定機を生み出したが、エスクデロのクロスから放った闘莉王のダイビングヘッドはまたもやクロスバーを叩いてしまった。

 すると後半34分、橋本のラストパスからフリーになった前田が落ち着いてネットを揺らして水戸がリードを2点差に広げる。同40分にはMFハ・ソンミンが2度の警告を受けて退場し、京都は2人少ない状況に。その後、2人多くなった水戸に追加点こそ生まれなかったが、京都の反撃を許さずに2-0の完封勝利を収めた。


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