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残留の救世主となるか…新助っ人ラモス4戦4発の山口、群馬との“裏天王山”制す

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[8.16 J2第28節 山口3-2群馬 維新公園]

 21位レノファ山口FCが本拠地で22位ザスパクサツ群馬を3-2で下した。連敗を4でストップさせた山口は5試合ぶりの白星。最下位群馬との勝ち点差を8に広げるとともに、残留圏内となる20位讃岐との勝ち点差1をキープした。

 山口は前節・千葉戦(1-2)から先発2人をチェンジ。DF前貴之が4試合ぶり、MF小塚和季が3試合ぶりにスタメン起用された。対する群馬は前節・讃岐戦(1-2)から3人を変更。GK清水慶記は8試合ぶり、MF高橋駿太とMF岡庭裕貴が2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。

 勝ち点5差で迎えた21位と22位の残留直接対決。均衡を破ったのはアウェーの群馬だった。前半23分、FWカン・スイルがPA内でDF宮城雅史に倒され、PKを獲得。同25分に自らキッカーを務めたカンが右足のシュートをゴール左に沈め、先制点をマークした。

 山口はこのまま前半を折り返すかに思われたが、ハーフタイム直前に試合をひっくり返す。前半45分、相手DFがクリアミスしたボールをFWレオナルド・ラモスが拾って抜け出すと、飛び出したGK清水慶記をかわし、左足で無人のゴールへ流し込んだ。

 さらに前半アディショナルタイム3分、MF鳥養祐矢の中距離パスを受けた小塚がPA内右に持ち込み、右足で低いボールを折り返す。マークを外して走り込んでいたレオナルド・ラモスが左足で合わせ、逆転ゴールを奪った。

 先月18日に移籍したアルゼンチン人のレオナルド・ラモスは、これで加入後4戦4発。波に乗る山口は後半10分、PA手前中央でFKのチャンスを迎える。小塚がボールを少し横にずらし、DF前貴之が右足でゴール中央にパワーショットを打ち込むと、GK清水がキャッチできなかったボールをMF小野瀬康介が右足で押し込んだ。

 小野瀬の今季4ゴール目でリードを2点に広げた山口に対し、群馬は後半12分にDF高瀬優孝に代えてFW高井和馬、FWマテウスに代えてFW石田雅俊を同時投入。すると同14分、途中出場の高井が左サイドをドリブルで持ち上がり、左足でPA内中央へ送る。カンが落としたボールを岡庭が右足で豪快に蹴り込み、1点差とした。

 その後、両チームとも一進一退の攻防を続けたが、そのままスコアは動くことなく試合終了のホイッスル。群馬は残留が遠のく12戦未勝利(1分11敗)となった。

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