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シュート19本浴びるも「想像通りだった」湘南GK秋元が好セーブ連発で完封勝利

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GK秋元陽太がゴールに鍵をかけた

[8.16 J2第28節 0-1湘南 フクアリ]

 湘南ベルマーレは試合を通して19本のシュートを浴びたが、GK秋元陽太が立ち上がりからファインセーブを連発。最後まで集中力を切らさず、完封勝利に貢献した。

「打ち込まれる展開になるのは想像通りだった。千葉さんは今季ホームで負けていなかったし、最近の試合を見ても調子がよかった。苦しい試合になることはわかっていたので、落ち着いてやろうと思っていた」

 想定していたピンチにしっかりと立ちはだかった。前半17分、ゴール前で右クロスに合わせたFW船山貴之に決定的なヘディングシュートを打たれたが、至近距離で反応。右手でかき出すビッグセーブを見せた。前半24分には波状攻撃からFW清武功暉、MF矢田旭と立て続けにシュートを放たれると、後半もミドルレンジから枠内シュートを打ち込まれた。それでも、落ち着いたセーブで跳ね返し、最後までゴールを割らせなかった。

 フクアリの天候は曇のち雨。ピッチは雨に濡れていた。「雨のなかでもしっかり弾くかキャッチするかという判断ができればいいと思っていた。うまくできてよかった」と悪コンディションも意に介さず、「90分間を通していい判断ができた」と的確な状況判断に胸を張った。

 2戦連続の完封勝利で、首位を走るチームは今季2度目の4連勝。殊勲の活躍を見せた秋元に慢心はなく、「次の熊本戦で勝たないとこの勝利が無駄になってしまう。中3日、しっかり次につなげたい」と次節に向けて気を引き締め、5連勝を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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