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シェフチェンコが古巣の大型補強を批判「行き当たりばったり。同じポジションの選手が…」

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アンドリー・シェフチェンコ氏が古巣の大型補強を批判

 ミランのレジェンド、アンドリー・シェフチェンコ氏がウクライナメディア『Football.ua』のインタビューに応じ、今夏に敢行された古巣の補強政策を批判した。

 31年間続いたシルビオ・ベルルスコーニ体制が4月に幕を下ろし、ミランは中国資本へと引き継がれた。今夏は潤沢な資金を武器に総額2億1100万ユーロ(約275億円)を投じ、ライバルのイタリア王者ユベントスからDFレオナルド・ボヌッチを引き抜くなど、これまで10選手以上を獲得している。17日に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ、シュケンディヤ(マケドニア)戦では、新加入のFWアンドレ・シウバや昨季のケガから復帰したMFリッカルド・モントリーボのドッピエッタ(1試合2得点)を含め6-0と相手を圧倒した。大型補強が話題を呼び、チケットの売れ行きも好調と、かつてのような盛り上がりを見せているが、ミランの黄金期を支え、2004年にはバロンドール受賞経験を持つ「ウクライナの矢」ことシェフチェンコ氏は疑問を呈している。

「結果を出すためには2つの方法がある。計画的な方法と行き当たりばったりの方法だ。ミランには確固としたプランが見えず、混乱の中の行動のように思える」

「ビンチェンツォ・モンテッラはビジョンと戦略を持っている。だがミランは時間内に素早く行動しなければならなかった。それに新加入の選手がこれほど沢山いる。あるポジションの選手を獲得してそれから1か月後、同じポジションの別の選手がやって来る。これは行き当たりばったりの決断だ」

 ミランフロント陣による今夏の補強を批判したものの、シェフチェンコ氏は自身の古巣の成功を期待し、「どうなるかは分からない。でも今でも僕のチームだと思っているから、クラブが最善の方向へ進むよう祈っている」とエールを送った。

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