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興梠の“シュートテクニック”に舌を巻く浦和FW武藤

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[8.19 J1第23節 浦和2-1FC東京 埼玉]

 流れるような連係から2得点が生まれる。いずれも浦和レッズFW武藤雄樹のアシストから生まれたゴールとなった。

 まずは前半17分。右サイドからMF駒井善成がグラウンダーのクロスを送ると、PA内の武藤が後方のFW興梠慎三に落とす。ボールは浮き球となったものの、興梠が巧みに右足で合わせてゴールを陥れ、先制点が生まれた。試合後に「全然(狙い通りではない)。僕のボールは浮いていたので、アシストがついていいのかなという感じ。興梠さんのシュートが素晴らしかっただけ」と苦笑。納得のいくプレーではなかったようだが、2点目では“狙い通り”の見事なアシストを披露する。

 中盤でボールを受けたMF柏木陽介が縦パスを打ち込むと、FW李忠成が中央にはたく。ボールに反応した武藤は、「興梠さんがいることが分かっていた」とヒールで流すと、走り込んだ興梠が右足ダイレクトでネットを揺らした。

「久し振りにしっかり崩せたし、2点目は本当に気持ち良かった。皆が同じ絵を描いていたと思う」

 鮮やかな連係を満足気に振り返った武藤だが、興梠のシュートテクニックには舌を巻く。「バウンドしていたボールを、どこに当たったかよく分からないけど決めてくれた。興梠さんがシュート技術で完結させてくれた」と得点王レースをリードする点取り屋を称賛した。

(取材・文 折戸岳彦)
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