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初先発ムルジャが負傷退場の誤算…首位湘南、下位熊本とスコアレスで連勝4でストップ

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[8.20 J2第29節 湘南0-0熊本 BMWス]

 Shonan BMWスタジアム平塚で行われた首位湘南ベルマーレと19位ロアッソ熊本の一戦は0-0の引き分けに終わった。湘南は連勝が4でストップし、熊本は2試合連続のドロー。1ポイントの上積みにとどまった湘南だが、他会場で2位福岡が敗れたため、勝ち点差が5に広がった。

 湘南は前節・千葉戦(1-0)からスタメン3人を変更。MF石川俊輝とFW端戸仁が2試合ぶりに先発復帰し、前節に決勝ゴールを挙げたFWドラガン・ムルジャが加入後初スタメンとなった。対する熊本は前節・岐阜戦(0-0)からの変更は1人。DFジュニオールに代わり、出場停止明けのDF村上巧が2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。

 ホームの湘南は好調の勢いそのままにキックオフ直後から相手ゴールに迫る。前半14分、MF山田直輝のスルーパスを受けたFW表原玄太がPA内右から思い切り右足を振り抜くも、シュートはクロスバーを直撃。同20分には右CKからキッカーの山田が右足でクロスを送ると、湘南の選手たちが一斉にニアへなだれ込んで熊本のマークを引きつけ、大外からフリーで上がってきたMF秋野央樹が左足で合わせる。鮮やかなトリックプレーだったが、シュートはGK畑実の好セーブに遭った。

 熊本は無失点で耐えながらチャンスをうかがい、前半26分に敵陣でパスカットしたFW上里一将がドリブルから左足で強烈なミドルシュート。しかし、わずかにゴール右上へ外れる。前半の残り時間は再び湘南が攻め込む展開となり、前半40分にMF奈良輪雄太の右クロスをPA内右で受けた山田が見事なファーストタッチから右足でトーキック気味にシュート。だが、素早く腰を落としたGK畑に足で阻まれた。

 スコアレスで後半を迎えると、立ち上がりに湘南にアクシデント。後半3分、FW八久保颯のパスミスを拾ったムルジャが長い距離を持ち上がり、PA内右へ進入するが、全力疾走で戻った八久保にスライディングで阻まれる。ムルジャは転倒した直後、自らベンチに向かって交代のサイン。右のハムストリングを手で押さえながらスタッフとともに歩いてピッチ外に退き、代わってFWジネイが緊急投入された。

 後半9分にDF杉岡大暉の左クロスからMF石川俊輝のヘディングシュートで相手ゴールを脅かした湘南だったが、徐々に熊本にも攻撃のリズムが生まれ始める。後半25分、左サイドのFKキッカーを務めた上里が左足でシュート性の速いボールを蹴り込むと、PA内の選手たちに触れずにゴールへ向かうが、わずかに右外へそれた。さらに同27分、右サイドのスペースでパスを受けたDF黒木晃平が奈良輪を振り切り、PA内右に進入。ニアに突進するMF嶋田慎太郎を狙って右足で折り返すも、精度を欠いてDF山根視来にクリアされた。

 1点を奪いに行く湘南も終盤に入り、立て続けにビッグチャンス。後半36分、奈良輪の斜めのくさびを山田がヒールで流し、PA内中央でジネイがキープしてから右に送る。しかし、PA内右でMF藤田征也が右足で放ったシュートは相手DFを直撃。同40分には相手のパスコースを読んだ秋野がダイレクトで前方に出し、PA手前中央で受けたMF下田北斗が左足を振り抜く。だが、渾身のシュートはわずかにクロスバーの上を通過する。終了間際には熊本FW田中達也がフリーでPA内に抜け出す大ピンチを迎えるも、GK秋元陽太がビッグセーブを見せ、そのままスコアレスで終了となった。

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