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[全中]パソコンも悲鳴をあげた!灼熱気温40度の決勝戦、青森山田が“最大の敵”に打ち勝ち史上初の4連覇

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青森山田中は気温40度を計測した決勝戦を制して4連覇を達成した

[8.23 全中決勝 青森山田2-1鹿児島育英館 大津町運動公園球技場]

「写真が送れないよ」。百戦錬磨のカメラマンが困り顔だった。暑さのためにパソコンが悲鳴をあげたのだ。これまで数々のW杯や五輪の取材で世界中を飛び回ってきたカメラマンをしても、暑さでパソコンが動かなくなったのは、「初めての経験」なのだという。23日に行われた全国中学校サッカー大会の決勝戦の公式記録の気温の欄には40度と記されていた。

 暑さが4連覇を目指す青森山田中(青森)の最大の敵となっていた。温度計は初戦の宮崎日大中(宮崎)戦から36度を計測。曇りのために日差しが和らいだ準々決勝の東海大菅生中(東京)戦も34度を記録していた。「正直、今までにないほど苦しかった。青森出身の我々では体感したことのない暑さだった」。史上初の4連覇を成し遂げたことでホッとした表情を浮かべた上田大貴監督からは思わず本音が漏れる。そして多くの選手が「暑かった」と感想を語った。

 ただそんな中で行われた決勝戦で、青森山田のイレブンは今大会最高のパフォーマンスを見せた。これまでスロースターターの印象があったチームだが、開始2分に迎えたファーストチャンスをMF藤森颯太が左足で蹴り込んで先制。試合の主導権を握ると、前半の相手のシュートをゼロに封じる圧倒ぶり。後半開始時にも藤森のゴールで得点を重ねてリードを広げると、終盤に受けた相手の反撃も、PKで1点を返されたが、落ち着いてかわした。

 2得点を決めた藤森は2年生だ。「試合前は緊張していましたが、最初の得点を決めることが出来てリラックスできました」と晴れやかな表情で振り返ると、「5連覇へのプレッシャーはすでにありますが、5連覇するためには日本一の練習をしないといけないと思っています。日々の練習からしっかり取り組んでいきたいです」と早くも来年度の戦いを思い描いた。18年度の大会は鳥取県での開催が予定されている。
 
(取材・文 児玉幸洋)
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