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[クラブユース選手権(U-15)_MOM]鳥栖U-15MF 佐藤聡史(3年)_2G!10番の仕事したレフティー

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[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.23 日本クラブユース選手権(U-15)準決勝 浦和ジュニアユース 2-4 鳥栖U-15 帯広の森球技場A]

 まさに10番の仕事だった。

 クラブユース選手権の準決勝は、ボール支配率で鳥栖が大きく上回りながらもスローインからのゴールで1-1に追い付かれる嫌な流れになっていた。だが、鳥栖の10番を背負うMF佐藤聡史のゴールから、嫌な流れは両チームを巻き込む激流となる。

 後半28分、ゴール正面でボールを受けると、冷静に詰めてきたDFをかわす。「一人目をかわしたときにシュートのイメージを考えた」という落ち着いたプレーぶりから2枚目のDFも外すと、得意の左足を一振り。ゴールネットが揺れ、鳥栖が勝ち越しに成功すると、試合はそれまでの展開がウソのような乱打戦と化していった。

 その後、両チームが1点ずつを加えて迎えたアディショナルタイムにも抜け目なく追加点を奪い、勝負を決めてみせた。「(田中)禅からいいボールが来たので」と言いつつ、相手GKの股間を破ったシュートについても「いやあ、狙ってなかったです」と正直に告白。とはいえ、2得点に加えて先制点の起点となるCKも蹴り込む見事な大活躍だった。

 この試合、佐藤が輝いたのは鳥栖が浦和の3バックに合わせる形で3バックにシステムを変化させてから。この変更で佐藤は右サイドのMFからシャドーへとポジションを変えた後だ。「前半は消えていたので」と本人が猛省するように、それまでの時間帯で目立っていたのは、むしろ逆サイドのMF相良竜之介だったのだが、ここからは水を得た魚のような輝きを放った。「本当はどこのポジションでもやらないといけないのは分かっているんですが、でもやりやすいのは確かです」と振り返るとおりの躍動ぶりで、決勝進出の立役者となった。

 迎える決勝では「トップと同じで、まず走り負けないのが鳥栖のサッカー」とフォア・ザ・チームを意識しつつ、個人としては当然ながらゴールも狙う。初の栄冠獲得へ、その左足が再び輝くか。


(取材・文 川端暁彦)
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