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最後の1点はもったいない…浦和DF遠藤、3失点目は「自分のポジションが中過ぎた」

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浦和レッズDF遠藤航

[8.23 ACL準々決勝第1戦 川崎F3-1浦和 等々力]

 試合は残り5分。1-2と川崎Fにリードを許していた浦和レッズだが、アウェーゴールを奪ってホームでの第2戦を迎えることを考えると、決して悲観的な結果ではなかった。しかし、後半40分に痛恨の3点目を奪われてしまう。

 PA左でボールを受けたMF家長昭博に対して、距離を詰めようとしたのはDF遠藤航。しかし、それまでの川崎Fのパス回しで「ちょっとずつ自分たちが動かされて、最後は自分と(駒井)善成の間にスペースを空けてしまった」と家長に隙を突かれてしまう。

 決してスピードのあるドリブルとは言えなかったが、「自分のポジションが中過ぎた」こともあり、家長に突破を許してクロスを供給されてしまう。すると、DF槙野智章のマークを巧みに外してファーサイドに流れた小林にヘディングシュートでネットを揺らされてしまった。

「(家長が)左利きなので、もう少し自分が正面気味から行けていれば良かったと思う。最後、体を当てられればというところだった。1点は取れたけど、特に最後の1点のもったいなさがある」

 痛恨の失点となったが、ACLベスト4進出の可能性が閉ざされたわけではない。9月13日に行われるホーム戦に向けて、「アウェーゴールを取れたのはポジティブに考えているし、(決勝T1回戦の)済州のときよりも状況は良いと思う。ホームでできるアドバンテージを生かしていきたい」と気持ちを切り替えようとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)

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