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[クラブユース選手権(U-15)_MOM]鳥栖U-15DF中野伸哉(2年)_左の元気者が殊勲の決勝弾。「さすが代表!」の一撃で日本一を引き寄せる

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2点目を決めた鳥栖U-15DF中野伸哉(22番)

[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.24 日本クラブユース選手権(U-15)決勝 鳥栖U-15 2-1 柏U-15 帯広の森陸上競技場]

 日本クラブユース選手権(U-15)で初優勝を飾ったサガン鳥栖のストロングポイントとして真っ先に挙げられるのは左サイドの破壊力だろう。単騎で勝負できる走力十分のMF相良竜之介と、後方から猛烈なオーバラップを繰り返すDF中野伸哉のコンビは強力無比。“分かっていても、止められない”威力があり、全国の列強が次々と打ち砕かれた。

 この決勝戦でも中野の強引なまでの攻撃姿勢は健在。連戦の疲労を感じさせない上がりっぷり。「自分はスピードがあって、前へ行くのは得意なので」と、前半10分にはセットプレーを跳ね返した流れから普段とは逆の右サイドを単独突破。中へと切れ込んでのミドルシュートはゴールバーに阻まれたものの、早くも怖さたっぷりのプレーを見せ付けた。

 そしてハイライトは後半27分。CKのカウンターの流れから猛然と攻撃に加わると、中央でパス交換が行われるタイミングで相手DFの脇にポジションを取ってフリーになっておくと、最後はFW田中禅のパスを受けて左足一振。きっちりとゴールネットを揺らして、歓喜の疾走となった。「(田中)禅くんからいいボールが来たおかげ」と謙虚な姿勢を崩さなかったものの、チームメイトは誰もまぐれのゴールとは思っていないだろう。

 主将のDF末次晃也は「苦しい時間帯だったので、あそこは本当によく決めてくれました。『さすが代表!』ですよ」と称えたように、中野はまだ2年生ながらU-15日本代表候補にも名を連ねる実力派。「9月のアジア予選のメンバーに入りたい」とアピールの場としても位置付けていた大会だった。その意味で言えば、「守備の対応とか、まだまだの部分も出た」面もあったものの、自分の一番の持ち味である攻撃面ではあこがれの選手として挙げる鳥栖DF吉田豊のように強烈な存在感を出した。

 1週間前に14歳になったばかりの“吉田2世”は「まずJ1でプレーして、いずれ世界に行きたい」と目を輝かせる。その“可能性”を十分に見せ付ける大会となったのは間違いない。

(取材・文 川端暁彦)
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