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インザーギが“後継者”のミランFWを絶賛「直観は正しかった。イタリア代表の座も獲得できる」

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華々しい活躍を見せているミランのFWパトリック・クトローネ

 セリエBベネチアを率いるフィリッポ・インザーギは24日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、かつて指導したFWパトリック・クトローネを称賛した。

 19歳のクトローネは2006年にミランの下部組織に加入。昨シーズンの1月にトップチームに昇格した。日本代表のMF本田圭佑が得点を挙げたホームでの最終戦、ボローニャ戦でデビューを果たした。

 今夏、中国資本体制へと移行したミランは大型補強を敢行し、ポルトガル代表のFWアンドレ・シウバら11人の新選手を獲得した。強力なライバルが存在する中、生え抜きの19歳はプレシーズンから突如ブレークした。

 インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のバイエルン戦ではドッピエッタ(1試合2得点)を決め、ヨーロッパリーグ(EL)予選のクラヨーバ戦やセリエA開幕戦のクロトーネ戦でも得点を挙げた。続くELプレーオフ、シュケンディヤとのセカンドレグでも決勝点を挙げ、勝利に貢献した。

 2013-14シーズンにミランのプリマベーラを指揮していたインザーギは、当時の教え子だったクトローネについて回想している。

「私の直観が正しかったようで嬉しい。年齢がまだ達していなかったが彼にはプレーさせていた。他のチームメートや対戦相手よりも2歳年下だったが、パトリックにはゴールの才能が染みついている。ミランの下部組織の歴史において、彼ほどゴールを量産した選手はいない。通算110ゴールだ。彼はこれからも進み続けるだろう」。

 ミラン黄金期を支えたインザーギは、自身の後継者として期待されている教え子を絶賛している。

「ガッツがあり、謙虚でいて粘り強い。献身性そして道を切り開くということが何を意味するかを理解している。サン・シーロの舞台でミランのユニフォームをまとい、スタメンでプレーし、6万5000人の観客を前にゴールを決めることは誰にとっても簡単ではない。クトローネは遥か遠くまでたどり着けるだろう。代表の座を獲得することもできるだろう」。

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