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鈴木惇の“ゴラッソ”が決勝点に…大分と山口の白熱の打ち合いは大分に軍配

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[8.26 J2第30節 山口2-3大分 維新公園]

 レノファ山口FC大分トリニータとの白熱の一戦は、3-2で大分に軍配。4試合ぶりの白星を飾った。接戦を落とした山口は2連敗を喫した。

 12位ではあるが、J1昇格プレーオフ圏内の6位と勝ち点4差の大分。前半11分、山口MF鳥養祐矢のクリアミスが裏に飛び、FW後藤優介が反応。飛び出したGK吉満大介をかわしてPA右から右足を振り抜いたが、惜しくも右ポストを叩く。それでも17分、MF鈴木惇がPA右のスペースに浮き球パスを入れ、これを受けたFW伊佐耕平が素早く右足を振り抜く。角度はなかったが、GK吉満の股下を抜けて先制点。伊佐が13試合ぶりの先発起用に応えた。

 先制点を許した山口は、丁寧にパスを回して同点のチャンスをうかがう。すると前半24分、MF小塚和季の右CKからゴール正面に走り込んだDF福元洋平が頭で合わせ、1-1。早々に試合を振り出しに戻す。34分にも相手の連携ミスから決定機。ボールを奪ったFW岸田和人がドリブルでPA中央に侵入し、GK上福元直人との1対1の場面を作ったが、GK上福元に止められ、シュートまで持ち込むことはできなかった。

 後半の立ち上がりから攻め込む山口は9分、岸田が相手を引き付けて空いたスペースに小塚がスルーパス。これを受けたFWレオナルド・ラモスが冷静に左足でゴール右隅に流し込み、2-1と逆転。ラモスは加入後5点目を挙げた。さらに山口は10分にも決定機。PA左から小塚が折り返し、岸田がフリーで左足を振り抜いたが、惜しくも右ポストを叩き、引き離すことはできなかった。

 山口がチャンスを逃すと、大分がゴール前で相手がクリアしきれなかったボールから同点ゴールを奪う。後半13分、PA中央から後藤がPA左に流れて左足シュート。相手DFに当たってこぼれたボールをFW三平和司が左足で押し込み、2-2と同点に追いつく。

 その後は一進一退の攻防が続き、終盤まで時間が進むと決勝点は後半42分に生まれた。大分は右サイドからMF松本怜がクロスを上げると、ファーサイドに待っていた鈴木惇が左足ジャンピングボレー。鮮やかなシュートがゴールネットに突き刺さり、大分が3-2と勝ち点3をもぎ取った。

 試合後のヒーローインタビューで鈴木惇は、「怜くんからいいボールが来た。あとはミートするだけを考えたら決まった。みんなの気持ちとかサポーターがたくさん来てくれたおかげで入ったと思います」と感謝した。


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