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今季初先発のメスGK川島永嗣に地元メディアも評価「日本人GKが調子を維持すれば…」

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今季初先発の川島永嗣

 26日、リーグ・アン第4節が行われ、メス所属GK川島永嗣はアウェーでのカーン戦で先発フル出場を果たした。試合はホームのカーンが攻勢を仕掛ける展開で50分にロニー・ロドゥランが鮮やかなカウンターから先制ゴールを記録。この1点がそのまま決勝点になり、1-0でカーンが勝利を収めている。

 先日、W杯アジア最終予選の日本代表に選ばれたばかりの川島にとっては、今シーズンのリーグ戦初出場を果たした試合を無失点に封じ込めることができなかった。メスはこれで開幕4連敗となり、アミアンが勝利を収めたためリーグ・アンで唯一勝ち点のないチームとなってしまった。

 しかし、現地フランスメディアは川島のプレーぶりに「あの失点はGKにとってノーチャンスだった」といったポジティブな論調で報じている。

 リーグ・アン公式メディアのマッチリポートでは、川島永嗣を注目選手として名前を挙げ「ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)からやってきた34歳のベテランは、(正GKの)トーマス・ディディヨンの影から登場した。彼はクリーンシートを記録できなかったし、勝ち点取得こそならなかったが、この日本人GKがこのまま調子を維持してくれれば、メスは必然的に危機から遠ざかるチャンスを得ることになる」と、ゴールを守った川島の出来に賛辞を寄せている。

 メスの指揮官フィリップ・ヒンシュベルガーは地元紙『レキップ』の取材で、「トーマスは3~4ゴールほど失点していたからね」と語り、先発GKとして川島を起用した理由について言及している。

 日本代表での活躍も期待される川島だが、リーグ・アンでスタメン奪取に向けて調子を取り戻しつつあるようだ。果たして日本代表でも正GKとしてゴールを守るのか、31日オーストラリア戦、9月5日サウジアラビア戦での期待も高まるところだ。


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