[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.25 関西U-16～Groeien～G1第9節 興國高 3-3 履正社高 伊勢ヴィレッジ]

　毎試合、2チームそれぞれの監督が【マン・オブ・ザ・マッチ】を選出し、その得票数で決められる「関西U-16～Groeien～2017」の優秀選手3名。履正社高のFW榮龍生(1年)がその一人に選出された。

「関西U-16～Groeien～2017」で計9ゴール。優勝を懸けた興國高戦でも後半3分に相手の背後を突く動きから右足で同点ゴールを決め、1-3から追撃アシストも記録した。チームがビハインドを追う中、「ゲームキャプテンとして出させてもらっていて、チームをどう良くできるかというのを考えていました」というFWはチームを声で鼓舞してプレーで流れを好転させた。
　
　残り時間10分から2点差を追いつく劇的な同点劇で優勝。「昨日からいい雰囲気で乗っていてきょうの優勝なんで嬉しく思います」と喜んだ榮は、「自分の特長は得点力と前への推進力だと思うので、これからもチームを引っ張っていかないといけないと思いますし、Aチームや上の学年でしっかりと絡んでいけるようにチーム全員で頑張っていきたい」と意気込んだ。

　履正社での3年間の目標は「まずは1年生で選手権に出場すること。自分が3年生になった時にしっかりとチームの中心として全国優勝に導ければいいと思っています」と力を込めた。その目標を達成するために同級生たちと努力し続ける。

(取材・文　吉田太郎)