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リバプールがサンチェス復帰のアーセナルを撃破!カウンター攻撃が冴えわたり4発完勝

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先制点を挙げたロベルト・フィルミーノ

[8.27 プレミアリーグ第3節 リバプール4-0アーセナル]

 プレミアリーグは27日、第3節2日目を行った。アンフィールドでは、リバプールアーセナルが対戦し、4-0でリバプールが勝利。2連勝で開幕から3試合負けなしとした。一方のアーセナルは2連敗となった。

 23日のチャンピオンズリーグ(欧州CL)プレーオフ第2戦でホッフェンハイムに4-2で勝利し、本戦出場を決めたリバプール。その試合からGKシモン・ミニョレとDFトレント・アレクサンダー・アーノルドに代え、GKロリス・カリウスとDFジョー・ゴメスを先発で起用した。

 対するアーセナルは、19日のストーク・シティ戦(0-1)から3人を変更。DFローラン・コシールニーとFWアレクシス・サンチェスが今季初先発を果たし、DFロブ・ホールディングもスターティングメンバーに名を連ねた。

 立ち上がりから押し気味に試合を進めるリバプール。前半10分、ワンツーからPA左に侵入したMFエムレ・カンがGKとDFの間に絶妙なグラウンダーのクロスを入れ、FWモハメド・サラーが左足で合わせる。決定機だったが、これはGKペトル・チェフのファインセーブに阻まれてしまう。それでも17分、インターセプトから右サイドの深い位置で再びパスを受けたゴメスがクロスを供給。FWロベルト・フィルミーノがヘッドで叩き込み、先制に成功した。

 なおも攻め込むリバプールは前半19分、フィルミーノのスルーパスをPA右で受けたMFジョーダン・ヘンダーソンが右足を振り抜くが角度がなく、枠を大きく外れてしまう。40分には、自陣PA内でボールをカットし、カウンター発動。フィルミーノのスルーパスをPA左脇で受けたMFサディオ・マネがスピードの変化で中央へ切れ込み、鮮やかな右足シュートをゴール右隅にねじ込んだ。

 前半はポールポジション55%、シュート10本だったリバプールに対し、アーセナルはなかなかチャンスを作れず、防戦一方だった。アーセン・ベンゲル監督は、ハーフタイムでMFアーロン・ラムジーに代えてMFフランシス・コクランを投入。中盤の守備のテコ入れを図った。

 後半立ち上がりこそ、アーセナルはサンチェスがシュートを放つなど可能性を感じさせたが、最終ラインでのミスが目立ち、再三ピンチを招いてしまう。リバプールは9分、ハーフェーライン付近でDFナチョ・モンレアルからボールを奪ったサラーが、右サイドを一気にドリブルで駆け上がり、PA内から左足を振り抜いたもののGKチェフがセーブ。こぼれ球に詰めたヘンダーソンがシュートを放つもクロスバー上を越えていった。

 それでもリバプールが後半12分に追加点。アーセナルのセットプレーからクリアボールを受けたDFエクトル・ベジェリンにサラーがプレッシャーをかけ、ボール奪取。そのまま持ち前のスピードをいかして自陣から独走し、PA手前から左足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

 0-3と苦しい展開となったアーセナルは、後半17分に2枚替えを敢行。MFアレックス・オクスレイド・チェンバレンとサンチェスを下げて、FWオリビエ・ジルとFWアレクサンドル・ラカゼットをピッチに入れる。24分には、右クロスからジルが頭で落としタボールをラカゼットが右足で狙うも、ゴール左に外してしまい、一矢報いることができない。

 攻撃の手を緩めないリバプールは後半29分、マネに代えてFWダニエル・スターリッジをピッチに送り込む。すると、32分にカウンターからカンのパスを左サイドで受けたサラーがクロスを供給。ファーサイドに走り込んだスターリッジが頭で押し込み、4-0と試合を決定づけた。

 後半35分にフィルミーノに代えてMFジェームズ・ミルナー、37分にはカンを下げてMFマルコ・グルイッチを入れたリバプールは、その後もアーセナルに反撃を許さず、4-0で完封勝ち。強豪対決を制した。


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