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白熱の一戦はドロー決着…“攻守の要”欠くレアル、アセンシオ2発に救われる

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2得点を奪ったレアル・マドリーMFマルコ・アセンシオ(20)

[8.27 リーガ・エスパニョーラ第2節 R・マドリー2-2バレンシア]

 リーガ・エスパニョーラ第2節3日目が27日に開催され、レアル・マドリーバレンシアをホームに迎えた。前半10分にMFマルコ・アセンシオの得点でレアルが先制したものの、同18分と後半32分にゴールを陥れたバレンシアが逆転に成功。しかし、同38分にアセンシオがこの日2点目を奪い、試合は2-2のドローに終わった。

 FWクリスティアーノ・ロナウドとDFセルヒオ・ラモスという攻守の要を出場停止、DFラファエル・バランを負傷で欠くレアルは、CBの一角にMFカゼミーロを起用して、この一戦を迎えた。

 前半10分に先制したのは、そのレアルだった。敵陣で相手のパスミスを拾ったアセンシオが流れるようなドリブルで前線に運ぶと、PA外からGKノルベルト・ネトが一歩も動けない美しい左足シュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 だが、前半18分にバレンシアがすぐさま同点に追い付く。MFホセ・ルイス・ガヤのスルーパスから左サイドを駆け上がったDFトニ・ラトのグラウンダーのクロスをMFカルロス・ソレルが巧みにワンタッチで流し込み、試合を振り出しに戻した。

 その後は再度勝ち越しを狙うレアルがゴールを脅かす場面を創出。前半36分にはカウンターを発動させ、自陣でボールを受けたFWカリム・ベンゼマがPA内まで持ち込んでシュートを放つが、好反応を見せたネトに阻まれてしまう。さらに同45分には右サイドからMFトニ・クロースが送ったピンポイントクロスをベンゼマがヘディングで合わせるも、ボールはゴール左に外れてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、レアルはMFイスコに代えてMFマテオ・コバチッチを投入。徐々に攻勢を強めると、後半21分にはマルセロのクロスにMFガレス・ベイルが飛び込むが、叩き付け過ぎたヘディングシュートは枠を捉え切れず。さらに同22分にはMFルカ・モドリッチが鋭いミドルシュートを枠内に飛ばしたもののネトにストップされる。一方のバレンシアは同28分、MFダニエル・パレホが放った直接FKがゴールを襲うがGKケイラー・ナバスに横っ飛びで弾き出されてしまった。

 すると、後半32分にバレンシアが勝ち越しゴールを奪取する。左サイドからガヤが送ったパスをFWロドリゴが粘って落とすと、後方から走り込んだMFジェフリー・コンドグビアが左足で冷静に合わせてネットを揺らし、2-1と逆転に成功。しかし同38分、レアルがゴール前でFKの好機を得ると、アセンシオがネトの逆を突く鮮やかな直接FKを沈めて同点に追い付く。同アディショナルタイムにはベンゼマが放った決定的なヘディングシュートがネトに触れられてポストを叩くなど、その後スコアは動かずに2-2の引き分けに終わった。


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