[8.25 関西U-16～Groeien～G1第9節 神戸弘陵高 2-0 初芝橋本高 伊勢ヴィレッジ]

　勝てば、自力で2位以内とU16全国交流大会出場が決まる大一番。神戸弘陵高はCB岩本皐希が守っては無失点勝利に貢献し、攻めても貴重な2点目を叩き出すなど攻守に渡る活躍を見せて森洋平コーチからマン・オブ・ザ・マッチに指名された。

「絶対に勝ちたいという気持ちが強かった」という初芝橋本高戦で岩本は体を張った守り。また、意識していたという声の部分でもチームを引っ張った。「チームを盛り上げてやることを意識して、シンドイ時にも盛り上げて勝たせたいという一心でした」

　そして登録身長は175cmながらも、「ヘディングは自分全部勝てるくらいの自信がある」という空中戦の強さを守備だけでなく、攻撃面でも発揮して貴重なゴールも決めた。

　チームは優勝こそ逃したものの、リーグ最少の8失点(9試合)。岩本は初体験となる90分間ゲームのリーグ戦の戦いについて「僕ら、失点が少なくて守るところは結構やれていた。運も結構持っていたかなと思います」と振り返った。

　1年生同士の戦いだったこれまでから、今後は先輩たちが戦うプレミアリーグに出場することを目指す。そのために1対1や自信を持っているヘディング、ロングキックの精度などをより磨いていく。

(取材・文　吉田太郎)

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