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[関西U-16~Groeien~]四中工が怒涛の17ゴール!奈良育英は徹底して繋ぎ、意地の2ゴール

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四日市中央工高FW田口裕也は一人で6ゴールを決めた

[8.25 関西U-16~Groeien~G1第9節 四日市中央工高 17-2 奈良育英高 伊勢ヴィレッジ]

「関西U-16~Groeien(育てる)~2017」G1リーグ最終節で残留圏の8位浮上を目指す奈良育英高(奈良)と5位の四日市中央工高(三重)が対戦。四中工がFW森夢真の8得点の爆発などによって17-2で大勝し、3位で大会を終えた。

 四中工は「Bチームが出場している(三重の)ルーキーリーグもグロイエンも優勝して2冠を取ろうと話していました」と森が説明したように、関西U-16大会優勝を目指していたが、前日の王者・興國高戦で後半44分に追いつかれて引き分け、優勝の可能性が潰えていた。

 それでも、気持ちを入れ直して臨んだ奈良育英との最終節では前日に「明日は絶対に点取ってチームを勝たせられればいい」と語っていた森が一人で8得点を叩き出したほか、前線で力強い動きを見せていたFW田口裕也もMF和田彩起のラストパスなどから6ゴール。MF本合真也とMF角田瞬、FW峰嶋歩夢もゴールを奪って大量17得点を挙げた。

 インターハイ予選に出場し、敗れた試合で決めきれなかった悔しさを胸に、8月の中田島砂丘(静岡)での走り込みなどを乗り越えてきた森は「自分がチームを勝たせられるようにしたい。得点を決めたり、ドリブルで相手引きつけてアシストする動きをもっとしなければいけない」と誓っていた。

 一方、奈良育英は大量失点を喫したものの、後方からボールを繋いで攻めることを貫き、MF濱上賢人、FW森本崇のゴールで意地の2得点。濱上は強豪との90分間のリーグ戦を経験したことについて、「中学校でこういうレベルの高いところでやっていなかったので、こういう大会に出れて成長できたと思います。プレッシャーが速いので判断が速くなったり、技術がついたりとてもいい大会だと思います」と振り返っていた。

 関西U-16大会の成績は1勝8敗という悔しい結果に終わった。濱上はこれからの3年間の目標について、「守備も攻撃も頑張る。チームのために頑張る選手になりたい。選手権でも奈良県大会勝ち抜いて全国で対等にやれるようにしたい」。2年後、今回敗れたチームに追いつき、次は必ず勝つ。

(文 吉田太郎、取材協力 森田将義)
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