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自称サッカー通!?YouTuber「カリスマブラザーズ」ジョージの欧州5大リーグ優勝予想&注目ベスト11

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大好きなクラブだというバイエルンのユニフォームを着て撮影に臨むYouTuber「カリスマブラザーズ」のジョージさん

 3人組の人気YouTuber「カリスマブラザーズ」のジョージさんは熱狂的なサッカーファンとしても知られている。アメリカのシアトルを拠点に活動してきたカリスマブラザーズは今年6月末をもって日本に帰国したばかり。まだ居住環境が整っていない中でも、やはり気になるのは大好きなサッカーの最新情報だという。

 スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』では2017-18シーズンよりプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ1の欧州5大リーグを配信している。5大リーグそれぞれの印象から優勝チーム予想、ジョージさんオススメの注目ベストイレブンまで、愛してやまないサッカーについて語り尽くしてもらった。

―ジョージさんとサッカーの“出会い”について教えていただけますか。
「小学生のとき、何のスポーツをやるかということで、父に『野球かサッカーを選べ』と言われました。そのときに野球を選んだら、父がすごく寂しそうな顔をして(笑)。それでサッカーにしました。父はもともとサッカーをやっていて、都選抜にも選ばれるぐらいの選手だったみたいです。家に『東京都』と書かれたユニフォームもあったぐらいで……。自分がずっとサッカーをやっていたので、息子にもやっぱりサッカーをやってほしかったみたいですね(笑)」

―サッカーはいつまでやっていたんですか?
「中学校までですね。高校にはグラウンドがなかったので、当時は個人的に仲間を集めてフットサルをやっていました。ずっとサッカーが好きだったので、アメリカにいた7年間もずっとインドアサッカーをやっていました。日本にはない競技ですが、フットサルとソサイチの間みたいな感じですね。キーパーありの6人対6人で、壁も使っていいので、その跳ね返りも利用してプレーするんです」

―フットサルのようにテクニックが重要なんですか?
「いや、完全にフィジカルですね。フットサルはフィジカルコンタクトがサッカーほどにはないと思いますが、インドアサッカーはサッカーに近くて、僕みたいな小さな体でもガチガチやっていました。向こうの選手はとにかく勝負にこだわるので、上手いとか下手よりも、あくまで勝つか負けるか。かなりシビアな勝負ばかりでしたね」

―サッカーを観るのも好きでしたか?
「めっちゃ好きです。むしろ観るほうが好きかもしれないですね。今もめっちゃ観てますよ。僕が子供のころは簡単に海外サッカーを観られる環境がなかったので、今の子供たちがうらやましいですね。当時は日本代表の試合やJリーグをよく見ていました。一番覚えているのは(2007年に)浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグで優勝したとき。ワシントンとかポンテがいた時代ですね。スタジアムに試合も観に行きましたよ」

―アメリカでは日本のサッカーを観るのも大変ですよね。
「YouTubeでハイライトを観るくらいでしたね。やっぱりアメリカのサッカーはまだ発展途上というか、あまり観る機会はなかったです。でも代表戦のときはどうにかしてリアルタイムで観る方法を探していましたよ(笑)」

欧州5大リーグを代表するクラブチームから好きなユニフォームを選んで撮影に臨んだ

―日本に帰国してからはいかがですか? DAZNには加入しましたか?
「すぐ入ります!(笑) 実は日本に拠点を移したばかりで、やっと最近、落ち着いてきたところなんですが、まだテレビがなくて……。テレビを買ったらすぐ……、いや、まずDAZNに加入してからテレビを買います!(笑)」

―DAZNでは2017-18シーズンから欧州の5大リーグをすべて配信します。5大リーグで一番好きなリーグはどこですか?
「ブンデスリーガですね。間違いないです。ロナウジーニョがバルセロナにいたときはスペインも好きでした。(2005-06シーズンにリーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグの2冠を達成するなど)あのときのバルセロナは最強でしたね。当時からバルセロナとレアル・マドリーは強かったですが、ビジャレアルも強かったし、セビージャもバレンシアも強かった。バレンシアにはアイマールもいましたね。でも、今のスペインは2強が強すぎて……。海外で生活する中でフィジカルサッカーが好きになったというのもありますね。もちろんテクニックも大事ですが、勝つか負けるかみたいな。ブンデスリーガはそういう自分の理想に近かったんです。組織とフィジカルのイメージがあるので、ブンデスリーガが一番好きですね」

―ブンデスリーガで好きなチームはどこですか?
「ミーハーになっちゃいますけど、バイエルンですね(笑)。きっかけはバラックです。バイエルンのユニフォームがめっちゃ格好良かったんですよ。それと、自分がサイドバックをやっていたこともあって、ラームは大好きでした。参考にしたいので、自分と同じポジションの選手のプレーをよく観るじゃないですか。ラームは守備が堅実で、ミスをしないし、でも派手じゃない。大好きですね。あの体格であのプレーができるというのはすごいですよ。残念ながら昨シーズンで引退してしまいましたけど、いつかラームに会わせてください(笑)」

―プレミアリーグはいかがですか?
「香川真司選手がマンチェスター・ユナイテッドにいたときは注目して観ていました。古い話ですけど、ニューカッスルのシアラーが大好きで、当時もよく観ていましたね。プレミアリーグはマンチェスター・ユナイテッドだけでなく、チェルシーとかアーセナルとか、有名なチームが多いですし、伝統もある。一番、スタジアムで観てみたいのはプレミアリーグですね。あの雰囲気を感じてみたいです」

―欧州でサッカーを観戦したことは?
「ヨーロッパには一回も行ったことがないんですよ。行くならプレミアリーグですね。(マンチェスター・ユナイテッドの本拠地の)オールド・トラフォードに行ってみたいです。イングランドはサッカーの母国ですから。一回は行かないと死ねないですね(笑)」

カメラマンからのさまざまなリクエストにも快く応じる

―セリエAにはどんな印象がありますか?
「レジェンドプレイヤーがいっぱいいるイメージですね。ロベルト・バッジオとかマルディーニとか……。(2005年5月の)チャンピオンズリーグ決勝のリバプール対ミランはめちゃくちゃ興奮しました。リバプールはジェラードくらいしか知らなかったし、ミランにはシェフチェンコもいたので、当然ミランが勝つと思っていたら……。あの試合展開には『神かよ』って思いましたね(笑)」
(編集部注:ミランが前半で3点をリードしたが、後半にリバプールが3点を奪い返して同点に追いつき、PK戦の末、リバプールが優勝した)

―フランスのリーグ1はネイマールがパリSGに加入して注目されていますね。
「ネイマールの移籍はビックリしましたね。パリSGに行ってバロンドールを取ったら、彼の念願が叶ったということになると思いますし、そうなってほしいなと思っています」

―5大リーグの優勝予想もそれぞれお聞きしたいのですが。
「フランスはパリSGでしょう。強すぎますよね。イタリアはユベントスが6連覇中ですが、あえてミランにします。若手も次々と出てきていますし、ユベントスからボヌッチも加入して、守備がしっかりしているチームは必ず上位に来ますから。スペインは……。絶対、どっちかですよね(笑)。白か、青と臙脂(えんじ)か。どっちだと思いますか?」

―白ですかね(笑)。
「白にします(笑)。クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベイル。“BBC”と呼ばれる前線3人の“破壊力”はすさまじいですからね。バルセロナはネイマールが抜けたことが響くんじゃないですかね。そこであらためてネイマールのすごさに気づくのかもしれない。『ネイマール、ごめん。やっぱりお前が必要だ』って(笑)」

―プレミアリーグはいかがでしょう。
「プレミアリーグは難しいですね。昨シーズンはチェルシーで、その前がレスターで……。マンチェスター・ユナイテッドはモウリーニョ監督で、リバプールがクロップ監督で、マンチェスター・シティがグアルディオラ監督で、本当にいい監督が多いですよね。プレミアリーグで連覇は難しいでしょうし……、ここはアーセナルかな。ベンゲル監督は周期的に優勝するイメージがあるんですよね。ずっと昔から観てきた監督ですし、そろそろアーセナルに優勝してほしいですね」

―ブンデスリーガは聞くまでもないかもしれませんが……。
「圧倒的にバイエルン(笑)。ドイツはどこが優勝するかより、バイエルンが何連覇まで記録を伸ばすかを考えたほうがいいんじゃないですか?」

―今、5連覇中ですが、何連覇までいきそうですか?
「『9』かな(笑)。『10』にはあと一歩届かない感じでお願いします(笑)」

スタジオでの撮影に終始ノリノリだった

―海外でプレーしている日本人選手で注目している選手はいますか?
「シュツットガルトの浅野拓磨選手ですね。アーセナルからのレンタルですが、ドイツで結果を出して、アーセナルに戻って、あのアーセナルのユニフォーム姿を見たいですね。ドイツではたくさんの日本人選手がプレーしていますが、プレミアリーグの、しかもビッグクラブではなかなか日本人選手が活躍できていないですし、浅野選手にはドイツ経由でイングランドに戻って、アーセナルで活躍してほしいですね。

 それとエイバルの乾貴士選手も好きです。(2005年度の全国高校選手権で優勝した)野洲のサッカーが大好きで、あのころから観ていました。父も『あのパスはやばいだろ!』って言ってました(笑)。今はエイバルでプレーしていますが、スペインのもっと上のクラブに行って、日本人で初めての“リーガドリーム”をつかんでほしいですね」

―ジョージさんがオススメする今シーズン注目のベストイレブンも決めていきたいのですが……。
「ゲキサカならではのコアなやつですね(笑)。フォーメーションは4-3-3にしましょうか。キーパーはやっぱりノイアーですかね。ノイアーほど上手いキーパーは見たことないですから。あっ、でもブッフォンもいいな。あの年齢であのパフォーマンスというのがすごいですよね」

―ブッフォンは今シーズン限りでの引退も示唆していますね。
「えっ、そうなんですか!? じゃあブッフォンにします! ノイアーにはまだまだ先がありますから(笑)。センターバックはボヌッチと、セルヒオ・ラモスも好きですね。サイドバックは今までなら絶対にラームと言っていたんですけど、引退しちゃったので……。左は長友選手にします。右のサイドバックがいないなあ。最近、サイドバックにスター選手が少ないですよね。右はダニエウ・アウベスにします。ちょっとベテランが多いかな(笑)」

―中盤から前はタレントぞろいですが。
「ここで5時間はかかりますよ(笑)。カゼミーロが大好きなんですよ。エジルも上手すぎて超好きです。あとはクロースですね。パス成功率100%みたいな選手ですから。前線にはグリエーズマンが絶対に必要です。それからレワンドフスキ。同じスパイクを買ったぐらい大好きです(笑)。あれだけ大きな体格でドリブルもできて上手くて……。ああいう選手が日本代表にもいたらいいなって思いますね。最後はやっぱりロッベンかな。ロッベンが右、グリエーズマンが左、レワンドフスキが真ん中の3トップにします。クリスティアーノ・ロナウドとかを入れたら勝っちゃいますから(笑)。それだとつまらないので、“BBC”と“MSN”はあえて外して、これにします!」

●ジョージさんオススメの注目ベストイレブン●
▽GK
ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)
▽DF
ダニエウ・アウベス(パリSG)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
レオナルド・ボヌッチ(ミラン)
長友佑都(インテル)
▽MF
カゼミーロ(レアル・マドリー)
トニ・クロース(レアル・マドリー)
メスト・エジル(アーセナル)
▽FW
アリエン・ロッベン(バイエルン)
ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)


―カリスマブラザーズさんが投稿している動画には目隠しをしてPK対決をする動画など、サッカーを取り入れたものもありますが、今後もサッカー関連の動画を投稿する予定はありますか?
「運動しているシーンって、動画ですごく映えるんですよ。ただ、撮るのは難しいんですけどね。『目隠しPK』はやっていて本当に面白かったです。痛いし、怖かったですけど(笑)。ああいうスポーツ系の動画は今後もやっていきたいですね。もともと運動が好きですし、ジローもサッカーが好きなんですよ。みのはギタリストなので、突き指をしたらいけないから運動はしないですけど、観るのは3人とも大好きなので、いつもスポーツの話をしていますね」

―最後にゲキサカユーザーへメッセージをお願いできますか。
「サッカーに関しては僕らもゲキサカの読者さんたちと同じくらいの熱を持っていると思っています。なので、これからも一緒にサッカーを盛り上げていきましょう。ゲキサカ読者のみなさんと飲み会に行ったら、サッカー談義で四次会までは行けます!(笑)」

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(取材・文 西山紘平)

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