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「プライベートで大きな問題」ハリルが会見で衝撃発言…今後の去就も不透明に

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W杯出場を決めた日本代表

[8.31 W杯アジア最終予選 日本2-0オーストラリア 埼玉]

 拍手で迎えられた記者会見で衝撃的な発言が飛び出した。6大会連続6回目のW杯出場を決めた日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督は報道陣からの盛大な拍手に深々と頭を下げ、しばらく動かなかった。

「温かく迎えてくれてありがとうございます」。そう口を開いた指揮官は「この試合は日本国民全員にとって重要な試合だった。彼ら全員の勝利だ」と表現し、「このチームを称えたい。今夜見せた姿を誇りに思う。英雄のような姿で、質の高いチーム相手に基準となる試合を見せてくれた」と選手たちを称えた。

 W杯出場を決めた喜びと安堵に浸っているように見えたハリルホジッチ監督だったが、会見の最後に驚きの事実を明かした。

「個人的にプライベートで大きな問題がある。その問題があることで、私はこの試合の前に帰ろうかと思っていた。それはサッカーのことではない。しかし、私はこのチームに対して責任がある」

 フランスへの帰国も考えていた――。それはキャプテンであるMF長谷部誠も監督から直接聞いていた。「身内のことで今すぐにでも帰りたい用事があると打ち明けられた」。27日に始まった合宿で個人的に話があったという長谷部は「でも、ここで戦わないといけないんだという強い決意を感じた」と、指揮官の覚悟も感じていた。

 日本サッカー協会広報担当者は会見後、報道陣に「家族の問題というところまでしかお伝えできない」と説明。「少し前からそういう問題を抱えていて、(フランスに)一回帰ろうということも考えていたようだ。ただ、この試合までは責任を持ってやると決めていた。サウジアラビアには行く」と、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)の指揮も執ることを明言した。

 記者会見でハリルホジッチ監督は「プライベートな問題について、今、この時点でお答えできない。私がしゃべることで議論になってもいけない。今日は(記事を)書くべき選手がたくさんいるので、彼らについてたくさん書いてください」と、具体的な内容は明かさず、「みなさんに拍手で迎えられたことは忘れない」と、まるで惜別のような言葉で会見を締めくくった。

 予選突破を決めながら「プライベートな問題」で今後の去就も不透明になった。サウジアラビア戦がハリルホジッチ監督の最後の指揮になる可能性もあるのか。今後、ハリルホジッチ監督がどういう決断を下すことになるのか分からないが、長谷部は「時には人生の中ではサッカーより大切なこともある。監督がどういう判断を下しても尊重したい」と慎重に言葉を選んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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