[プレミアリーグWEST]首位・神戸U-18のMF佐々木大樹、2列目コンバートきっかけに才能が開花中
ナイキジャパンは世界で戦う次世代の選手の育成を促進する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」を実施中。高円宮杯プレミアリーグの第8節、第9節にポイントを獲得した選手の中から、WEST首位を走る神戸を牽引する注目MFをピックアップした。
ヴィッセル神戸U-18のMF佐々木大樹(3年)が持つポテンシャルの高さは間違いない。
武器はガタイの良さと、プレーの柔らかさ。またボールを受ける際のしなやかなターンなど、他との違いを感じる一方で、これまでの2年間はどこか物足りなさも感じていた。能力の高さを認める野田知監督から今季開幕前に聞かれたのも、「プレーが軽いし、メンタリティーの部分も弱い」という手厳しい言葉。そんな未完の大器と言える存在が、高校生活ラストイヤーを迎えた今季、プレミアリーグでは4得点をマークし、監督・コーチが印象に残った相手チームの選手を評価する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」でも、5ポイントを獲得した。6月には、U-18日本代表にも選ばれるなどようやく一皮むけつつある。
島根県の出身で、ヴィッセルとの出会いは、中学2年生の頃まで遡る。先輩の付き添いとして神戸U-18のセレクションに参加。本来、プレーする予定はなかったが、ダメ元で参加可能か尋ねると、快く許可が出た。
ただし、飛び入り参加となった佐々木に与えられたポジションは、人が足りていなかったセンターバックと右サイドバック。それでも、不慣れなポジションに悪戦苦闘しながらも、スタッフの印象に残るプレーを披露して認められると、以降は定期的に練習参加するようになった。本人の将来の希望も明確に。中学3年生になってから、同じ中国地方の強豪校や他のJユースからも声がかかったが、神戸U-18へと進む決意は変わらなかった。
入団してからの期待値は高く、1年時のプレミアリーグでは開幕戦からゴールをマーク。これまで神戸U-18に少なかった大型FWとして、ブレイクするはずだったが、現実はそう甘くはない。
本人が「トラップをミスしたり、高校に入ってからは、プレッシャーの速さに戸惑っていた。先輩たちに遠慮して、我が出せていなかったようにも思う」と振り返るように、持ち味を発揮できないまま時間だけが過ぎていく。エースとして期待された昨年は停滞と言える一年で、開幕から不動の座を掴みながら、プレミアでは無得点。リーグ終盤はスタメンの座をはく奪されるなど苦汁を味わった。
今季も新チーム発足当初は、悪い流れを止められずにいたが、浮上のきっかけを掴んだのは3月のスペイン遠征で実施された本格的なコンバートだ。スタートポジションの2列目で攻撃の組み立てと守備を行いつつ、攻撃時はFWとしてもプレーする新たな役割を得たことで、プレーに力強さが出てきた。
「今年になってやっとプレッシャーの速さに慣れてきたし、ミスも怖くなくなった。今年は自分がチームの中心なので、周りに声をかけたり、プレーで引っ張らないと勝てないと思えるようになった」ことも成長を後押し、チームへの貢献度は高まっている。
チームは開幕4連勝を飾るなど、プレミアリーグWESTで首位。個人としても結果を残している。それでも、彼のポテンシャルを考えれば、もっと出来るはずだ。プレミア後期は、チームを勝利に導き、トップチーム昇格を掴み取るほどの活躍に期待したい。
(取材・文 森田将義)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。
*対象試合:4 月～12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。
■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。
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■海外トップクラブと対戦
選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
実施時期:2018年1月予定
●2017プレミアリーグWEST
ヴィッセル神戸U-18のMF佐々木大樹(3年)が持つポテンシャルの高さは間違いない。
武器はガタイの良さと、プレーの柔らかさ。またボールを受ける際のしなやかなターンなど、他との違いを感じる一方で、これまでの2年間はどこか物足りなさも感じていた。能力の高さを認める野田知監督から今季開幕前に聞かれたのも、「プレーが軽いし、メンタリティーの部分も弱い」という手厳しい言葉。そんな未完の大器と言える存在が、高校生活ラストイヤーを迎えた今季、プレミアリーグでは4得点をマークし、監督・コーチが印象に残った相手チームの選手を評価する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」でも、5ポイントを獲得した。6月には、U-18日本代表にも選ばれるなどようやく一皮むけつつある。
島根県の出身で、ヴィッセルとの出会いは、中学2年生の頃まで遡る。先輩の付き添いとして神戸U-18のセレクションに参加。本来、プレーする予定はなかったが、ダメ元で参加可能か尋ねると、快く許可が出た。
ただし、飛び入り参加となった佐々木に与えられたポジションは、人が足りていなかったセンターバックと右サイドバック。それでも、不慣れなポジションに悪戦苦闘しながらも、スタッフの印象に残るプレーを披露して認められると、以降は定期的に練習参加するようになった。本人の将来の希望も明確に。中学3年生になってから、同じ中国地方の強豪校や他のJユースからも声がかかったが、神戸U-18へと進む決意は変わらなかった。
入団してからの期待値は高く、1年時のプレミアリーグでは開幕戦からゴールをマーク。これまで神戸U-18に少なかった大型FWとして、ブレイクするはずだったが、現実はそう甘くはない。
本人が「トラップをミスしたり、高校に入ってからは、プレッシャーの速さに戸惑っていた。先輩たちに遠慮して、我が出せていなかったようにも思う」と振り返るように、持ち味を発揮できないまま時間だけが過ぎていく。エースとして期待された昨年は停滞と言える一年で、開幕から不動の座を掴みながら、プレミアでは無得点。リーグ終盤はスタメンの座をはく奪されるなど苦汁を味わった。
今季も新チーム発足当初は、悪い流れを止められずにいたが、浮上のきっかけを掴んだのは3月のスペイン遠征で実施された本格的なコンバートだ。スタートポジションの2列目で攻撃の組み立てと守備を行いつつ、攻撃時はFWとしてもプレーする新たな役割を得たことで、プレーに力強さが出てきた。
「今年になってやっとプレッシャーの速さに慣れてきたし、ミスも怖くなくなった。今年は自分がチームの中心なので、周りに声をかけたり、プレーで引っ張らないと勝てないと思えるようになった」ことも成長を後押し、チームへの貢献度は高まっている。
チームは開幕4連勝を飾るなど、プレミアリーグWESTで首位。個人としても結果を残している。それでも、彼のポテンシャルを考えれば、もっと出来るはずだ。プレミア後期は、チームを勝利に導き、トップチーム昇格を掴み取るほどの活躍に期待したい。
(取材・文 森田将義)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。
*対象試合:4 月～12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。
■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。
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■海外トップクラブと対戦
選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
実施時期:2018年1月予定
●2017プレミアリーグWEST
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