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[Rookie League]桐光学園に1-0勝利の静岡学園がA Group2位で全国懸けたプレーオフへ

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静岡学園高FW松村優太は決勝点を決めた

[9.2 Rookie League A Group第9節 桐光学園高 0-1 静岡学園高 時之栖うさぎ島G]

 関東・静岡の強豪18校の1年生が90分間ゲームのリーグ戦で勝利と将来へ向けた強化を目指す「2017 Rookie League」は2日、最終節を行い、A Groupの静岡学園高(静岡)対桐光学園高(神奈川)戦は静岡学園が1-0で勝った。静岡学園は2位でU16全国交流大会出場を懸けたプレーオフへ進出(矢板中央高対鹿島学園高の勝者と対戦)。一方の桐光学園は最下位でB Group降格となった。

 勝ち点1差で首位の日大藤沢高が帝京高に勝ったため。静岡学園の逆転優勝は成らなかった。それでも静岡学園は13得点でA Group得点王に輝いたFW奥田友惟を中心に抜群の攻撃力を発揮し、リーグトップの27得点。ライバル校からも認められる強さで全国大会出場を懸けたプレーオフへ駒を進めた。

 この日の対戦相手は決定力を欠くなど最下位に終わったものの、個々の持つ力はリーグトップクラスにある桐光学園。だが、静岡学園は前半16分、スルーパスで右サイドを抜け出したFW松村優太がカットインから先制ゴールを叩き出す。

「最終節なので一発やってやろうと思っていた。ゴールへ向かう姿勢は人一倍意識している」という松村のゴールでリードを奪った静岡学園はその後もドリブルの鋭さ際立つMF小山尚紀が複数のDFを振り切ってチャンスメークしていたほか、MF西谷大世やMF藤田悠介、MF朝倉廉らが後方から正確な繋ぎでゴール前までボールを運んでいた。

 一方の桐光学園もMF中村洸太やMFラナイメアー祈安中心にスピーディーなパスワーク。そして前線に位置するFWアマダスンマイケル健らがPAを攻略しようとしていた。相手のドリブル攻撃をDF原琉斗やGK山下壮一郎らが我慢強く封じて2点目を許さなかったが、静岡学園の堅い守りを破ることもできず、0-1で敗れた。

 静岡学園の斎藤興龍コーチが「Rookie Leagueを通して個人も、チームも伸びている」というリーグ戦が終了。個々の次の目標はAチーム昇格、そして1年生たちにとってはU16全国交流大会に出場することも大きな目標だ。

 松村は個人としてより精度を高めてゴールを増やすこと、チームとしては「相手が、『ダメだ』と諦める思うくらい、コテンパンにできるくらい」のレベルまで崩しの精度を高めることを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
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