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[MOM2205]流通経済大柏FW大西悠介(1年)_3アシスト。高精度キックで前育のプレーオフ進出阻止

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流通経済大柏高FW大西悠介は3アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.2 Rookie League A Group第9節 前橋育英高 3-3 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]

 前回優勝チームの前橋育英高と前々回優勝チームの流通経済大柏高との「2017 Rookie League」注目カード。前橋育英は勝てばU16全国交流大会プレーオフ進出の可能性もあったが、流経大柏は後半アディショナルタイムの同点ゴールによってそれを阻止した。

 流経大柏の斉藤礼音コーチは、この試合で活躍した選手としてFW大西悠介(1年)を推した。本人は「前で収めてサイドに散らすことはできたんですけど、決定的な仕事はできなかった」と首を振ったが、この試合ではいずれもセットプレーから流経大柏の全3得点をアシスト。推進力十分の縦への突破、バネのある動きが印象的だったが、本人も自信を持っているキックがチームを救った。

 1点を追う後半アディショナルタイムには、「最後、その前のFKで大きめに蹴ってしまっていた。蹴る前にエノさん(榎本コーチ)に『ちょっとふんわりしたボールを蹴れ』と言われて蹴ったらいいボールがいきました」とMF松村未来翔の同点ゴールをアシスト。本人にとっては不満の内容も、後半ラストプレーの同点アシストまでそのキックで対戦相手の脅威になり続けた。

 目標とする選手について「(今年バイエルンからユベントスへ移籍したブラジル人FWの)ドウグラス・コスタです。自分、ブラジル人のハーフでバイエルンの試合を見ていてパスも出せるし、良いシュートも打てるし、周りも見れるしというのを目標にしています」と語った大西は、「きょうもその前の試合もですけど、決定的なところで決められないのが自分の中で多いので、3年間で成長したいと本当に思っています」という課題に取り組み、ゴール、アシストでチームに貢献するFWになる。

(取材・文 吉田太郎)
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