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2戦連続のヒーローを狙う浅野「アウェーの雰囲気は好き」

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試合会場で最終調整するFW浅野拓磨

 虎視眈々と2試合連続のヒーローを狙っている。5日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦は約6万人収容のキング・アブドゥラー・スポーツ・シティが満員に膨れ上がる見込み。日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)は「雰囲気は独特だと思うけど、ピッチに入れば関係ない。アウェーの雰囲気は好きだし、アウェーでも僕らのプレーをできたら」と意気込んだ。

 8月31日のオーストラリア戦(2-0)でW杯出場決定弾を決めた浅野だが、この試合が約1年ぶりの先発だった。サウジアラビア戦もメンバーの入れ替えが予想され、浅野もベンチスタートとなる可能性が高い。「どんな状況でもピッチに立ったら何をすべきか準備はしている。自分がやるべきことは変わらないし、ピッチに立ったら100%を出したい」と、途中出場であっても貪欲にゴールを狙うだけだ。

「相手の攻撃は特徴的なので、そこを抑えていこうということを意識したミーティングをやった」。両サイドバックが攻撃的なサウジアラビアは、逆にボールを奪えば、速攻のチャンスにもなる。「攻撃はいつも言われているけど、奪ったあとの裏のスペースを狙っていこうと。僕らの特徴を生かそうということだった」。オーストラリアの結果によっては、サウジアラビアは日本戦で点差を付けて勝つことが必要になる可能性もある。相手が前がかりになれば、浅野のスピードを存分に生かせる展開にもなりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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