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「90分の中でミスするのが1つくらい」のボランチが不満の内容。流経大の川崎F内定MF守田は巻き返して地元Vへ

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川崎F内定の流通経済大MF守田英正

[9.6 総理大臣杯準々決勝 東海学園大 1-2 流通経済大 J-GREEN堺]
 
「単純に自分のプレーが良くなかった」。流通経済大のユニバーシアード日本代表MF守田英正(4年=金光大阪高、川崎F内定)は試合後、自身のプレーについて反省の弁を繰り返していた。

 中野雄二監督が「普段ならば、90分の中でミスするのが1つくらい」というほど、安定感の高いプレーヤーだが、ユニバーシアード決勝からわずか一週間ほどで迎えた総理大臣杯準々決勝は珍しくミスの多い試合となってしまった。

 疲れを否定することはできない。だが、本人は「自分の中で言い訳作っちゃっている感じがある。それを言い訳にしていたら、この先やっていけない」と、ピッチで取り戻すことを誓っていた。

 本人、コーチングスタッフも納得の行くプレーではなかったようだが、東海学園大のドリブル攻撃に的を絞って対応。ボールを奪い取る部分、セカンドボールの攻防の部分でも力を発揮していた印象だ。

 それでも「ここは拾わないといけないという場面で相手ボールにしてしまったりした」と守田。守備の部分、対人の1対1でボールを奪う部分を強みとするボランチは準々決勝から切り替えて、勝負の際を引き寄せるプレーを続ける。

 来季からプレーする川崎Fに練習参加して感じたのは止める、蹴るの動作において判断のスピードが不足しているところ。その課題や強みの部分も少しでも引き上げてプロへ行くという目標がある。また、地元・大阪で行われている総理大臣杯で日本一を勝ち取ることも目標。「地元というのもあって応援される場所でもあるので、日本一を勝ち取りたい」という守田が、準決勝では自分のプレーを出して明治大との関東勢対決勝利を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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