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ベンゲル、ネイマールやムバッペの移籍許したFFPに「回避する方法が多すぎる」

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ネイマールのパリ移籍に対するUEFAの判断が注目されている

 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、UEFAの定めるファイナンシャルフェアプレー(FFP)は「効力がない」とし、廃止を求めているようだ。

 今夏の移籍市場では、FWネイマールがパリSGに史上最高額となる2億2000万ユーロで移籍したのを筆頭に、同じくパリの強豪に移籍したFWキリアン・ムバッペやバルセロナへ加入したFWウスマン・デンベレなど、1億ユーロ(約130億円)を上回る高額な金額での移籍が多発した。

 UEFAは、パリSGの超大型補強はFFPに抵触した可能性があるとして、すでに調査を開始することを発表している。しかし移籍自体は成立しており、FFPの拘束力に疑問を持つ声も多い。

 当初は移籍市場においてクラブが無謀な資金を投じることを、UEFAが制限することについて、賛成派の筆頭だったベンゲル監督も「FFPは新たな問題を生じさせた。常に要望していたが、今では同じ主張をできる自信がない」とし、現在では「廃止すべき」と考えているようだ。

「フットボールは、おそらく巨大な投資をもたらし始めている。世界で最も力のあるスポーツになっている。それは全面的に投資を受け入れなければならないという意味なのだろうか? 現在施行されているルールは尊重できないという問題が生じている。ルールを作った時より価値のないものを、尊重することはできない」

「我々は現在、岐路に立たされており真剣に考えなければいけないと思う。中国やアメリカの企業に自由な投資を認めたとしたら、彼らはイングランドに投資したいと思うだろうか? 世界最高のリーグであり続けるためには、やるべきことがあるだろう」

「FFPを廃止したいかって? ルールを回避する方法が多すぎるので、そう思うよ。少なくとも疑問は持っている。現在では、中国系企業がクラブを購入し選手を獲得、そして別のクラブを購入しまた選手を獲得、そしてまた別のクラブを…というようなことが見られる。FFPは回避できる。今のルールは尊重できるほどの効力があるだろうか? そう言える自信はない」

●欧州移籍情報2017-18
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