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意地とプライドがぶつかる“裏天王山”はスコアレスドロー…新潟は13戦未勝利に

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最下位・新潟と17位・広島による“裏天王山”はスコアレスドロー

[9.9 J1第25節 新潟0-0広島 デンカS]

 勝ち点10で最下位のアルビレックス新潟と、勝ち点19で17位のサンフレッチェ広島による“裏天王山”は、0-0で引き分けに終わった。新潟は13戦未勝利(2分11敗)。広島は2試合連続のドローとなった。

 新潟との勝ち点差を広げたい広島は、前半17分に右CKからFWパトリックがヘディングシュートを放つも、GK大谷幸輝のファインセーブに遭うが、立て続けのセットプレーでゴールに迫る。27分には、DF高橋壮也を下げてDF椋原健太を投入するアクシデントに見舞われたが、試合を主導権を握り続けた。

 対する新潟は、攻めあぐねる場面が続く。MF磯村亮太やMF山崎亮平がPA外から積極的にミドルシュートと放っていったが、いずれも枠に飛ばすことができず、前半はスコアレスに終わった。

 均衡した状況は後半も続く。後半中盤には互いにチャンスが訪れ、新潟は26分、山崎がセンターサークルからドリブルで中央を駆け上がり、PA左へラストパスを送るが、FWドウグラス・タンキのトラップが大きくなり左足シュートは枠を大きく外す。直後に広島は、PA左でパスを受けたMF柴崎晃誠が左足を振り抜くが、GK大谷の好セーブに阻まれた。

 後半29分、互いに交代カードを使い、新潟はMFホニに代えてFW河田篤秀、広島はDF丹羽大輝に代えてMF稲垣祥をピッチに送り出す。さらに新潟は35分、パトリックとの競り合いでDF富澤清太郎が頭を切ってしまい、DF大野和成が5月24日のルヴァン杯第6節以来、約3か月ぶりの出場となった。

 互いの意地とプライドがぶつかり合う一戦。新潟は後半42分に決定機が訪れる。連係したパス回しから味方のヒールパスをPA中央で受けた磯村が右へつなぎ、タンキが左足を振り抜く。決まったかに見えたが、ライン上でGK中林洋次が掻き出され、得点は認められなかった。

 終盤に向けて新潟の攻撃が牙をむくが、互いに決定打を欠き、スコアレスドロー。是が非でも勝利が欲しい一戦だったが、勝ち点1を分け合う結果に終わった。


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