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武藤嘉紀が代表の鬱憤ぶつける同点ボレー!マインツ3発逆転で今季初勝利

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得点を決めて喜ぶFW武藤嘉紀(写真左)

[9.9 ブンデスリーガ第3節 マインツ3-1レバークーゼン]

 ブンデスリーガは9日、第3節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでレバークーゼンに3-1で勝利し、今季初勝利を飾った。武藤は4-2-3-1の1トップで先発し、後半44分までプレー。前半アディショナルタイムに今季リーグ戦初得点となる同点ゴールを決め、逆転勝利に貢献した。

 先手を取ったのは、アウェーのレバークーゼンだった。前半22分、左サイドを駆け上がったDFウェンデウが前線にスルーパスを送ると、中央から抜け出したのはFWドミニク・コール。相手DFをかわしてPA内に進入し、冷静に右足で流し込んだ。

 一方のマインツは前半アディショナルタイム、前線で孤立気味になっていた武藤が結果を出した。左サイドを突破したDFダニエル・ブロシンスキのクロスをファーサイドで左足ボレー。下がりながらオーバーヘッド気味の難しい体勢だったが、正確なインパクトでゴールに叩き込んだ。

 武藤は8月12日のDFBポカール(ドイツ国内杯)1回戦・リューネブルガー戦で2得点を決めていたが、リーグ戦はこれが今季初ゴール。約10か月ぶりの日本代表復帰を果たしながら、8月31日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦、今月5日のサウジアラビア戦と、いずれも出場機会がなかった鬱憤を晴らした。

 マインツは1-1で折り返した後半11分、敵陣深くの左サイドでドリブル突破を試みた武藤がファウルを獲得。キッカーのMFレビン・エズトゥナリがニアサイドに鋭いボールを送ると、DFアブドゥ・ディアロが頭でそらしてゴールへ流し込み、2-1と逆転に成功した。

 勢いづくマインツは後半26分、PA内でエズトゥナリが後ろ向きでボールをキープし、相手に囲まれたところでバックパス。MFズアト・ゼルダーが右足ダイレクトで放ったシュートは相手に当たって軌道が変わり、ゴールに吸い込まれた。3-1とリードを2点に広げたマインツは後半44分に武藤をベンチに下げる。終盤はレバークーゼンに決定機をつくられたが、スコアは動くことはなく、マインツが今季初勝利を手にした。

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