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新天地デビューで明暗…宇佐美が鮮烈デビュー弾!!内田はOG誘発もミスから決勝点献上

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[9.10 ブンデスリーガ2部第5節 デュッセルドルフ3-2ウニオン・ベルリン]

 ブンデスリーガ2部は10日、第5節を行い、FW宇佐美貴史の所属するデュッセルドルフはホームでDF内田篤人所属のウニオン・ベルリンと対戦し、3-2で競り勝った。宇佐美、内田はともにベンチスタートだったが、後半29分から宇佐美、同30分から内田が途中出場し、ともに新天地で初出場。宇佐美は鮮やかなデビュー弾で逆転勝利に貢献したが、内田は得点にも失点にも絡み、約9か月ぶりの公式戦復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

 先手を取ったのはホームのデュッセルドルフだった。前半17分、左CKからこぼれ球をMFマルセル・ソボトカが右足で蹴り込み、先制点。前半を1点リードで折り返したが、劣勢だったウニオン・ベルリンも後半24分、お返しとばかりに右CKからMFダミル・クライラフがヘディングシュートを叩き込み、1-1の同点に追いついた。

 8月30日にアウクスブルクから期限付き移籍でデュッセルドルフに加入した宇佐美は移籍後初戦となったこの日、後半29分から右サイドハーフで途中出場。シャルケから加入後、2試合連続のベンチスタートとなった内田も直後の後半30分からピッチに入り、ともに新天地でのデビュー戦を迎えた。

 シャルケ時代の昨年12月8日に行われたELザルツブルク戦以来、276日ぶりの公式戦出場となった内田は右サイドバックではなく、中盤の右サイドに入る。すると投入直後の後半33分、MFマルセル・ハーテルからの縦パスをPA内右で受け、鋭いターンで前を向いて素早くゴール前にグラウンダーのクロス。これがDFカーン・アイハンのオウンゴールを誘い、ウニオン・ベルリンが2-1と逆転した。

 宇佐美も負けていない。デュッセルドルフは後半39分、左サイドからのロングスローをニアのMFオリバー・フィンクが頭でそらすと、相手のクリアミスを宇佐美が右足アウトサイドで蹴り返し、ゴールネットに突き刺した。宇佐美のデビュー戦ゴールで2-2の同点。勢いづくデュッセルドルフは試合終了間際に内田のミスを突いて再逆転に成功した。

 後半45分、自陣右サイドでボールを持った内田は相手のプレッシャーを受けながら中にドリブルで運ぶが、横パスがずれ、デュッセルドルフMFフロリアン・ノイハウスがカット。そのまま中央をドリブルで持ち上がり、PA手前から右足ミドルをゴール右隅に流し込んだ。土壇場で3-2と試合をひっくり返したデュッセルドルフは4連勝で開幕5戦負けなし(4勝1分)とし、首位をキープ。ウニオン・ベルリンは今季初黒星を喫し、3戦勝ちなし(2分1敗)となった。

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