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ピッチ内にボールが2つ…ホッフェンハイム1点目に対するバイエルンの見解は?

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ホッフェンハイムに敗れたバイエルン

 9日に行われたブンデスリーガ第3節、バイエルンはアウェーの地でホッフェンハイムに0-2で敗れた。そのホッフェンハイムの先制点が、ドイツで議論を呼んでいる。

 この試合の27分、バイエルンのDFマッツ・フンメルスはサイドラインを越えたボールを相手陣内へと大きくクリア。そのボールがピッチ上を飛んでいる間、ホッフェンハイムFWアンドレイ・クラマリッチがボールボーイに新しいボールを求め、受け取った後に前線のFWマルク・ウートめがけて投げ込んだ。そのウートがシュートを突き刺し、ゴールが認められた。

 ピッチ内にボールが2つあったとして、バイエルンは抗議。カルロ・アンチェロッティ監督も「主審は私に、2つ目のボールがプレーに影響しなかったと説明したね。だが、私はボールがピッチ内に2つあったことで、プレーが止められるべきと考えた」と、主審の主張に戸惑いを隠せない様子だった。

 一方で、早いクイックスタートでウートに突破されたフンメルスは、ミックスゾーンでこのように語っている。

「正直、このゴールに関するルールは僕には分からない。2つ目のボールが使われ、その2つ目のボールでゴールが決められたんだ。主審は2つ目のボールがプレーの邪魔にならなければ、試合は止められないと説明している。ただ、それはあの状況にまったく当てはまらないんだ。実際に2つ目のボールでゴールが決められたのだからね」

 FIFAのルールによれば、2つ目のボールがピッチ内に入った場合、そのボールがプレーに影響を及ぼす場合のみ主審がプレーを止めるべきだという。だが今回は、フンメルスのクリアしたボールが既にサイドラインを越えていた。2つ目のボールとしてみなされるべきなのか定められておらず、ルールブックに抜け穴があるのかもしれない。

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