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パリSG会長、ムバッペ獲得の経緯を説明「他クラブはさらに高額のオファーを提示したが…」

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パリSG会長がキリアン・ムバッペ獲得の経緯を説明

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、FWキリアン・ムバッペの争奪戦を制した経緯を明かしている。

 パリSGは移籍最終日にモナコからムバッペの獲得に成功。来夏に最大1億8000万ユーロ(約232億円)での買い取りオプション付きのローン移籍で両クラブは合意した。支払いが完了すれば、18歳のフランス代表FWは史上最高額のティーンエイジャーとなり、チームメイトのFWネイマールに次ぐ2番目に高額な選手となる。

 アル・ケライフィ会長は、『テレグラフ』に「他のクラブも我々より高額なオファーを彼に送っていた。すべてのビッグクラブが彼の獲得を希望した」と争奪戦が巻き起こっていたと明かし、以下のように続けた。

「しかし我々は彼にプロジェクトと目標を説明した。フランス人で、パリ出身の彼はフランスに残ることを希望し、チャンピオンズリーグでフランスのチームが躍進することを心の底から望んでいる。彼はここで歴史に名を刻むことになる。このクラブを愛しており、パリSGでプレーすることを夢見ていた」

 また、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に抵触するのではないかとの質問に対して「他のクラブが調査を行うように圧力をかけているが、UEFAがその圧力に影響を受けるとは思わない。彼らは非常にプロフェッショナルでとてもシリアスだからだ」と同会長は制裁を受ける可能性は低いと考えているようだ。

 続けて「ユニフォームは品切れ状態だ。先週アメリカに行っていたが、パリSGのユニフォームをいたる所で見つけた。これはアジア、中南米、中東でも同様だ。ネイマールは国際的なスーパースターで、フットボールをよく知らない人までもが“フランスで、フランスリーグで何が起きているんだ? ネイマールがパリSGでプレーしている”と言ってくる」とクラブのビジネス戦略は上手くいっていると言及。

 さらに「ネイマールのデビュー戦は183カ国に中継された。これはフランスとフランスリーグにとって驚愕なことだ。それに大きな野望を持つ新しいクラブが参入することはチャンピオンズリーグにとっても良いことだと思う」と持論を展開している。


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