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JOYによる5大リーグ展望…監督業に興味?J2群馬に欲しい選手!?

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欧州サッカーを熱く語るJOYさん

 スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』では2017-18シーズンよりプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ1の欧州5大リーグを配信している。

 5大リーグ配信を記念して、ゲキサカではタイアップ企画として著名人にインタビューを決行。今回はファッションモデル、タレントとして活躍中のJOYさんの登場だ。

 JOYさんはイギリス人の父親と日本人の母親を持つ、群馬県出身の32歳。親しみやすいキャラクターで人気を集め、多くのバラエティ番組で活躍中。

 プライベートでは自身のフットサルチームを持ち、現在もプレーを続けている。サッカー選手との交流も多く、特に浦和レッズの日本代表DF槙野智章との親交が深いことでも知られている。

―今日はDAZNとのタイアップインタビューです。よろしくお願いします。
「DAZNさんには入らせてもらっていますよ。いろんなスポーツの中継もしていますよね。観るのはサッカーばかりですが、格闘技も今回初めて観ようかなと思っています。(取材日はボクシングの元5階級王者のフロイド・メイウェザーJrとUFCの2階級王者であるコナー・マクレガーが予定されていました)」

―一番興味があるのは、どこのリーグなんですか?
「プレミアがすごく好きなので、今季の注目リーグも一番はやはりプレミアリーグになります。昔からよく観るのはプレミアリーグですね。なんでだろうな。たぶんイギリスの血が入っているので、勝手に観なきゃいけないという使命に駆られているのかもしれませんね(笑)」

―ずっと応援しているチームがあるのですか?
「好きなチームというより、選手によって変わってくるんですよね。だからずっとこのチームを応援しているというのはないんです。(ジョゼ・)モウリーニョ監督と(ズラタン・)イブラヒモビッチがすごく好きなので、昨シーズンからはマンチェスター・ユナイテッドをめちゃくちゃ応援しています」

―プレミアリーグといえば、JOYさんは中学生の時にアーセナルの練習に参加されたことがあるんですよね?
「アーセナルのユースの練習も行かせてもらいましたけど、すごく短期間だったので、特に思い入れがあるわけでは…(苦笑)。でも僕が行っていた時はトップチームに(デニス・)ベルカンプがいて活躍している時で、99年でした。その時はベルカンプが好きでしたね」


―JOYさんのサッカーとの出会いを教えていただけますか?
「小さい頃はとにかく放っておくと、どこにでも行ってしまうような元気な子供でした。親は何か運動させないといけないと思ったらしく、たまたま地元の高崎に何歳からでも入れるサッカークラブがあって。そこに3歳から入りました。兄弟や親父がサッカーをしていたというのも全くありません。だからなんでサッカーだったのかも、たまたま近かったからとしかわからないんですよね(笑)」

―実力は抜きんでていていた?
「割と同年代の中では身長も大きい方だったと思います。だから同年代では“バケモン”でしたね。“群馬の神童”と呼ばれてましたし。当時はサッカー選手になることしか考えてませんでしたね。自信もありましたし。ポジションは今でいうセカンドトップみたいな感じです。(ウェイン・)ルーニーみたいな感じでしたよ。ルーニーなんて、自分で言うのは恥ずかしい。言わせないでくださいよ!よく言えばという感じです。でも怪我しちゃって。そこから現実を見るようになりました」

―怪我はいつ?
「中三の卒業前ですね。腰のヘルニアをやってしまって。全然サッカーが出来なくなっちゃいました。高校サッカーも考えていたんですけどね。今思うともう少しリハビリを頑張っていれば出来たのかなと思うんですけど、その時はしんどくて。自分よりうまくない子が試合に出たりしていたので、それも耐えられなかった。ちょっと逃げるような感じで辞めちゃったんですよね」

―サッカーが嫌いになった。
「そのあとは何年かはサッカーが見たくないなという時期がありました。でもだんだんと見るのも好きになっていきました」

―試合の見方は自身のプレースタイルと重ね合わせることも多いですか?
「僕はハードワークをしない選手でした。どれだけサボれるかを考えていた方なので。でも理想とするサッカーはチーム全員がハードワークしている感じ。だから理想と現実は違うということです(笑)。今で言うと(ディエゴ・)シメオネ監督のサッカーが好きですね。あれだけのメンバーが揃いながら、みんながハードワークしている。それは強くなるよなと。球際とかガツガツいくようなサッカーが好きなんです」

「モウリーニョ監督が好きと言いましたけど、サッカー自体はつまらないと言われますけど、心理戦の仕掛け方が好きなんです。会見での仕掛け方とか、選手の守り方。嫌われものに自分がなればいいという考え方がすごく好き。でも選手に話を聞くと、愛されているのは伝わる。そういう監督が好きですね」

―お話を聞いていると、チームマネジメント、監督業に興味があるように……
「監督業?僕がですか?絶対できないじゃないですか(笑)。全体を余裕持って見れるタイプではないし、チームマネジメントもたぶんできない。スタメンとか占いとかで決めちゃうタイプと思いますよ。僕がやったら第3節くらいでたぶん解任されますね。外からワイワイ観ているほうがいいに決まってます」

見ていて楽しいネイマールのプレーに期待

―5大リーグの展望を語ってもらいたいのですが、プレミアリーグは最初にお話しいただいたので、その他のリーグ。リーガ・エスパニョーラはどうですか?
「もちろん全部、全チーム注目していきたいなと思っています。リーガで言うと大きな移籍もあったし、バルセロナは監督も変わる。ネイマールも抜けたけど、ドルトムントからMFウスマン・デンベレを獲った。どうなっていくのか本当に楽しみですよね」

―やはりネイマールの移籍は今夏を語る上で欠かせません。衝撃でしたね。
「ネイマールが移籍したことでフランスはより目が離せなくなりましたよね。試合も見ましたけど、すぐにゴールもアシストもバッチリ決めていますしね。なんかネイマールのプレースタイルがサントス時代に戻ったみたい。バルサの時もよかったけど、どこか(リオネル・)メッシに気を使っている感じがしていて。パリSGでのプレーを見ているとそれをすごく感じます。見ていて楽しい、エンターテインメント性のあるプレーをたくさん見せてくれるのかなと思います。バロンドールを狙うんであれば、バルサでプレーしているよりパリでプレーしているほうが取りやすいでしょうしね。期待してます!」

「あとは個人的に好きな(マリオ・)バロテッリ。最近いい子じゃないですか。でもまた絶対何かやらかしてくれると思うんですよね。落ち着けるタイプじゃないですもん。ゴシップ的には何をやってくれるのかなというのいは期待しています(笑)。今年から(ヴェスレイ・)スナイデルと一緒のチームなんですよね?プレー面でももちろん注目です」

―続いてブンデスリーガの展望もお願いします。
「ブンデスはレアル・マドリーからハメス(・ロドリゲス)がバイエルンに行った。(ロベルト・)レワンドフスキもすごく好きな選手なので、どれだけ点を取るのかなと注目しています。あと日本人選手が多いので、報道も多くなると思いますし、活躍には期待していきたい。特に大迫(勇也)選手に期待している。代表で中心になれる選手だと思うし、なってほしい。もっともっとブンデスリーガで結果を出して、自信をもって代表に帰ってきてほしいですね」

―最後にセリエA。残念ながら本田圭佑選手はメキシコに移籍してしまいましたが、まだ長友佑都選手がいて、注目のリーグだと思います。
「イタリアはユベントスが強すぎますよね。でも(レオナルド・)ボヌッチがミランに移籍した。ミランもここ最近は低迷していますが、いい補強を進めているということで、久々に期待できるんじゃないかなと思います。長友選手ももしかしたら移籍するんじゃないかと言われてましたけど、新監督に気に入られて試合に出れているので、やっぱりすごいなと思います。批判も出てましたけど、ちゃんと努力してスタメンを勝ち取った。やっぱり日本人としてはインテルでレギュラーでやれている選手がいるというのは誇りですし、引き続き応援していきたいなと思いますし、見ていきたいですね」

―W杯イヤーということもあり、日本人中心に動向をチェックする機会も多くなるはずです。
「日本人がいるとどうしても見たくなりますもんね。柴崎岳は注目したい。最初スペインに行ったときは体調を崩したりなんかして、適応できないのかなという感じでしたけど、試合に出だしてからはすぐに認められましたよね。その辺はすごいのかなと思います」

「人見知りですごく静かな選手だと聞いていたので、心配していたんです。青森山田の黒田(剛)先生と僕すごく仲良くさせてもらっているのですが、当時監督も岳くんの精神的な部分をすごく心配していて。監督との出会いは僕のやっているフットサルチームに青森山田でプレーしていた選手がいて、そのつながりでみんなでご飯に行かせてもらうようになったのがきっかけです。岳くんに関しては全然関係なかったんだなと思いますね。岳くんが活躍すれば、もっと日本人選手もスペインで活躍できると思うので、応援したいです」

日本人選手で最注目は柴崎岳

―いろいろなテーマで選手を挙げてほしいのですが、モデルのJOYさんから見たかっこいい選手をまずは挙げていただけますか?
「かっこいいっていろいろあると思うんですけど、まずはイブラ。放つ言葉がかっこいいあ。あと振る舞い、俺様キャラというか、ほかの人にはなかなか真似できないじゃないですか。見た目の格好良さって頑張れば出せると思うんですけど、話す言葉を含めてのプロデュース力は格好いいなと思いますね」

「見た目だけで言うと(オリビエ・)ジルですかね。アメリカ人女性を対象にした調査で1位になったこともあるんですか?欧米では特に好まれる顔だと思いますね。あとかっこいいと思うのは(セルヒオ・)ラモス。見た目ももちろんですが、ハードにガツガツ行ける。カードをもらった記録も持ってますよね。あと超いい匂いがするらしい(笑)。昌子(源)くんが言ってました。結局、王道ばっかりになっちゃいましたね(笑)」

―続いてJOYさんは群馬出身ということもあり、ザスパクサツ群馬を応援されていると思います。群馬に来てくれるなら誰が欲しいですか?
「キーパーの失点が多いので、まずはトッテナムの(ウーゴ・)ロリス。とにかくめちゃくちゃ止めるなという印象があるんですよね。世間的には(マヌエル・)ノイアーとか(ペトル・)チェフのほうが評価が高いと思いますけど、僕はすごく好き。自分が観る試合が当たっているのかな?とにかく止めまくっている印象しかないです。FWはイブラが欲しい。あとは中盤で(エデン・)アザール。前で2人に好きなようにやってもらえれば。強すぎますかね」

「でも引退している選手でもいいから来てほしいというのは本音としてありますね。ジブリル・シセなんか日本で見てみたい。J2だったらまだまだ出来るんじゃないかなと思いますし、(ディミタール・)ベルバトフなんかもフリーだって聞くし、みんな呼べないかなと考えることはありますね」

―最後に定番ですが、JOYさんの考えるオススメの注目ベストイレブンを挙げてもらえますか?
「行きますか。システムはどうするのがいいんだろ?4-4-2、4-3-3……。選ぶ選手が変わってきますもんね」

―FWが多い方が選びやすいと思うので、4-3-3で行きましょうか。
「行きましょう。GKはさっきも言った通りロリスですね。DFライン4枚はCB2枚がセルヒオ・ラモスとボヌッチを推したいですね。SBが難しい。マルセロとダニエウ・アウベス…。両方ブラジルで大丈夫かな…。世界的に見てもSBって人材難なんですかね。最近では3バックを取り入れるクラブも増えてきていますしね」

―DF選びとは逆に、攻撃陣は誰を選ぶかで悩むことになると思います。
「そうですね。多すぎますよね。まずは毎度出しますけど、イブラでいいですか~?もちろん頂点ですね。両ワイドは、ん~~ん。(ガレス・)ベイルとネイマールかな…。多すぎて難しいですね。あとはアザールをトップ下に置くと、ボランチ2枚か。(セルヒオ)ブスケツと(ポール・)ポグバでお願いします!」

●JOYさんオススメの注目ベストイレブン●
▽GK
ウーゴ・ロリス(トッテナム)
▽DF
ダニエウ・アウベス(パリSG)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
レオナルド・ボヌッチ(ミラン)
マルセロ(レアル・マドリー)
▽MF
ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)
セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)
エデン・アザール(チェルシー)
▽FW
ガレス・ベイル(レアル・マドリー)
ネイマール(パリSG)
ズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド)


★DAZNでは週末の欧州5大リーグ戦から珠玉のベストゴール集をお届けする『THE GOAL』を配信中。W杯各大陸予選編にも注目。

(取材・文 児玉幸洋)

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