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ルカク&ラッシュフォードがCLデビュー弾!バーゼルに快勝でマンUが“夢の劇場”で白星発進

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ロメル・ルカクがCLデビュー弾

[9.12 欧州CLグループリーグ第1節 マンチェスター・U 3-0 バーゼル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグが12日に開幕した。A組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームにバーゼル(スイス)を迎え、3-0で勝利した。なお、第2節は9月28日に行われ、ユナイテッドは敵地でCSKAモスクワ(ロシア)、バーゼルはホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦する。

 昨シーズン、唯一欠けていたヨーロッパリーグを制覇し、2シーズンぶりに欧州CLの舞台に戻ってきたユナイテッド。プレミアリーグでは、9日のストーク・シティ戦こそ2-2で引き分けたものの、開幕から3勝1分と好スタートを切っている。この日のスタメンは、DFフィル・ジョーンズとDFエリック・バイリーが出場停止ということもあり、ストーク戦から6人を変更。新戦力DFビクトル・リンデレフとFWアントニー・マルシャル、MFフアン・マタらがスターティングメンバーに名を連ねた。

 スイス王者のバーゼルは、ここまでリーグ戦で3勝2分2敗と思うような結果を残せておらず、直近3試合は2分1敗と調子を落としている。さらに欧州カップ戦8試合で3分5敗と勝利がなく、戦前の予想通り、試合はユナイテッドペースで進んだ。前半14分、マルシャルのパスをPA右からマタが左足アウトで中央に入れ、MFヘンリク・ムヒタリアンがフリーでヘッドもクロスバー上に外してしまう。

 ユナイテッドは先制点を挙げられないでいると、前半17分にアクシデント発生。MFポール・ポグバがボールホルダーにプレッシャーをかけた際に左腿裏あたりを痛めてしまい、MFマルアン・フェライニとの交代を余儀なくされる。22分には、マタのパスをPA右で受けたFWロメル・ルカクが縦に仕掛けて素早く中央に折り返すと、ニアでムヒタリアンが右足シュート。右ポストの跳ね返りを再びムヒタリアンが右足で狙うも決めきれず、絶好のチャンスを逃した。

 徐々にバーゼルの攻撃がシュートまでつながるようになり、ユナイテッドにとっては嫌な流れが漂い始める。だが、この流れを断ち切ったのは“ビッグマン ”だった。前半35分、ムヒタリアンが右サイドに大きく展開。右SBアシュリー・ヤングが対峙した相手DFをあわしてクロスを供給すると、ゴール前に走り込んでいたフェライニが打点の高いヘディングシュートを叩き込み、先制に成功した。

 後半は立ち上がりこそバーゼルが攻め込んだが、ユナイテッドは8分、左サイドからDFダレイ・ブリントが上げたクロスをファーサイドのルカクが頭で合わせ、2-0。欧州CLへの出場を希望し、今夏ユナイテッドに加入したルカクがデビュー戦で嬉しい初ゴールを挙げた。さらに17分、左サイドの浅い位置でFKを獲得し、ムヒタリアンがゴール前に放り込むと、これもルカクがヘディングシュート。しっかり地面に叩きつけたが、GKトマーシュ・バツリークに弾き出された。

 これで余裕が生まれたユナイテッドは後半24分にMFジェシー・リンガード(24)、32分にFWマーカス・ラッシュフォード(19)と若手を送り込む。すると39分、ワンツーでPA右に侵入したフェライニがライン際からマイナスに折り返し、ニアのムヒタリアンは合わせることができなかったが、中央まで流れたボールをラッシュフォードが右足で流し込み、3-0。ラッシュフォードも欧州CLデビュー戦で初ゴールを挙げた。

 試合はそのまま3-0でタイムアップ。欧州CLに復帰した“赤い悪魔”が、“夢の劇場”(オールド・トラッフォード)から新たな挑戦をスタートさせた。


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