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メッシ2発、ブッフォンの牙城も簡単に破る!バルサがユーベとの注目決戦に快勝

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FWリオネル・メッシがGKジャンルイジ・ブッフォンの守るゴールから2ゴールを奪った

[9.12 欧州CLグループリーグ第1節 バルセロナ3-0ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグが12日に開幕した。グループDの一戦、バルセロナ(スペイン)対ユベントス(イタリア)の注目の一戦は、ホームのバルセロナが3-0で快勝した。

 立ち上がりはユベントスが攻勢を仕掛けた。しかし6分のDFマッティア・デ・シーリョのシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに防がれる。同12分のMFミラレム・ピャニッチの強烈シュートは枠を捕らえることはなかった。

 するとペースは徐々にバルセロナに傾きだす。前半20分にはMFアンドレス・イニエスタがペナルティーアーク内で倒されてFKを獲得。FWリオネル・メッシのシュートは壁に跳ね返されたが、FWルイス・スアレスが右足で狙う。これはGKジャンルイジ・ブッフォンの好セーブに阻まれたが、この辺りから試合の空気が明らかに変わる。

 さらにユベントスが不運だったのは、前半41分に右SBで奮闘していたデ・シリオが負傷交代を余儀なくされたこと。ここからユベントスのいい所が全く見られなくなる。

 そして前半終了間際の前半45分だった。バルセロナはメッシが中央突破を図ると、ユベントスの守備陣が揃う中で、縦にスアレスに当ててリターンをもらう。それでも混戦だったが、わずかなコースを見抜いて左足を素早く振りぬく。ブッフォンも見送るしかないグラウンダーのシュートがゴール右隅に収まった。メッシにとっては、過去3戦奪えていなかったブッフォンが守るゴールから奪った初めてのゴールになった。

 後半に入ると、バルセロナの一方的なペースはさらに加速する。後半7分のメッシが中央から打ったミドルシュートは右ポストを直撃し、跳ね返ったボールがブッフォンの背中に当たって外れたが、同11分にメッシが右サイドを突破。右足のクロスはカバーに入ったDFステファノ・ストゥラーロが何とかかき出すも、MFイバン・ラキティッチが詰めてリードが広がる。

 そして後半24分にはメッシが中央で仕掛けると、独特の間合いにDFも寄せることが出来ない。簡単にかわされると、ブッフォンの逆を突くシュートをゴール右隅に蹴り込み、勝利を決定づける。同33分にはスアレスがトドメの得点を奪ったかに思えたが、これは直前のプレーがオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

 ネイマールのパリSGへの移籍など、今夏の補強戦略が失敗に終わったとの見方が強かったバルセロナだが、エルネスト・バルベルデ新監督の下、リーグ戦を含め好スタートを切ることに成功。中でもメッシが欧州の舞台でも好調を示したことは、今後の戦いを考えた上でも非常に大きい。なお、メッシは欧州CLでの通算得点を96得点に伸ばしている。

 一方のユベントスは自慢の守備が崩壊。ただDFジョルジョ・キエッリーニ、MFサミ・ケディラ、MFクラウディオ・マルキージオ、FWマリオ・マンジュキッチといった多くの主力の招集が見送られたことで、苦しい台所事情を強いられていた事実もある。いきなりのビッグカードの完敗でスタートダッシュに躓く形になったが、2節以降はしっかりと勝て直して、イタリア王者のプライドを示したいところだ。第2節は9月27日に行う。


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