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“正直者”浦和FW高木が明かす劇的弾の真相「シュートは頭の中に5%もなかった」

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劇的なゴールを奪った浦和レッズFW高木俊幸

[9.13 ACL準々決勝第2戦 浦和4-1川崎F 埼玉]

 大逆転劇へと導くシュートがゴールマウスに収まる。浦和レッズFW高木俊幸はボールがネットを揺らすと喜びを表したが、「正直に言うと」ゴールは狙い通りではなかったようだ――。

 8月23日にアウェーで行われた第1戦を1-3で落とし、崖っぷちに立たされていた浦和だったが、前半19分に川崎Fに先制点を献上。より厳しい状況に追い込まれたものの、ここから脅威の粘りを見せる。同35分にFW興梠慎三、後半25分にFWズラタン、同39分にFWラファエル・シルバがネットを揺らし、2試合合計で4-4に追い付くと、同41分に高木が魅せた。

 MF柏木陽介のパスを中央で受けたDF森脇良太がゴール前にクロスを送る。反応した高木が左足ダイレクトで合わせると、ループ気味にゴールに向かったボールがゴールマウスに収まり、2試合合計で逆転となる得点が生まれた。しかし、試合後に「正直、100パーセント狙ったゴールではない」と苦笑しながら打ち明ける。

「正直なことを言うと、完全に中に折り返すことを考えていたので、シュートというのは5パーセントも頭の中になかったと思う。(ゴールに向かったボールを見て)『入っちゃうのか!?』という感じで自分でもびっくりした」

 狙い通りではなかったかもしれないが、チームを大逆転勝利へ、そしてACL4強へと導く値千金弾。本人は「自分に対してのメッセージ性のあるゴール」と喜びを噛み締める。

 負傷もあって出遅れた高木が今季初出場を果たしたのは、5月10日のACLグループリーグ第6節FCソウル戦。その後もなかなか出場機会をつかめず、得点は7月12日の天皇杯3回戦熊本戦の1得点にとどまっていた。「ケガでチームに迷惑ばかりかけていて、今シーズンはあまり良いものを出せていなかった」と振り返りながらも、「ここから『自分が何かやっていくぞ』というきっかけになるようなゴールを与えてもらったのかなと思う」と劇的弾をきっかけにして自身の巻き返しを誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

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