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UEFAランキングでイングランドが2位に浮上…不振のドイツはイタリアと3位争いか

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イングランド勢7クラブが5勝でドイツから2位の座を奪取

 12日~14日にわたって各地でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、ヨーロッパリーグ(EL)グループリーグの初戦が行われたが、その結果がUEFAカントリーランキングに影響を及ぼしている。

 過去5シーズンの各国クラブの成績に基づいて算出されるUEFAカントリーランキングは、シーズン終了時点で翌々シーズンに各協会に与えられるCL・EL出場枠を定める。1位~3位につける協会はCLには4クラブ(ELには3クラブ)を送り込める一方、4位~6位に対するCL出場枠(EL出場枠は3クラブ)が1つ減少。さらに7位~15位はCLには出場できるのは2クラブ(7位~9位はEL出場枠が4クラブ、10位~45位はEL出場枠が3クラブ)に減るといったシステムだ。

 各協会のクラブが獲得するポイントをクラブ数で割ったものがそのランキングポイントとして加算されていく。勝利は2ポイント、引き分けは1ポイント(ただしCL・EL予選やプレーオフはその半分)とされ、CLにおいてはベスト16、準々決勝、準決勝、決勝、ELにおいては準々決勝、準決勝、決勝に進出した場合もそれぞれ1ポイントが追加される。さらにCLグループリーグへの参加、そしてCLベスト16への進出を決めた場合も、それぞれのクラブが所属する協会に4ポイントが与えられ、それらをその協会から欧州大会に参加するクラブ数で割られることになる。

 現在、このランキングのトップに立つのはレアル・マドリーバルセロナアトレティコ・マドリーセビージャといったクラブがCLやELをこの数年間圧倒してきたスペイン(合計ランキングポイントは91.141)。しかし今回のミッドウィークの試合でそのスペインに続く2位と3位が入れ替わることになった。

 2015-16シーズン開幕以来2位につけていたドイツだが、今回のCLとELで勝利を収めたのはバイエルンのみと不振で、今季稼いだランキングポイントは2.285、そして過去5シーズンの合計は63.855にとどまっている。それに対し、チェルシーマンチェスター・ユナイテッドトッテナムマンチェスター・シティがCLで、アーセナルがELでそれぞれ勝利を収めたイングランド勢はランキングポイント4.928を獲得。合計を64.462とし、ドイツを追い抜いて2位の座を奪い返している。

 一方、4位に続くイタリアだが、今回はCLこそは結果を出せないもELのミランアタランタラツィオが勝利し、3.166ポイントを加えている。それにより、合計ランキングポイントは62.082となり、ドイツとの差を縮めた。今後もこの2か国が第4のCL出場権が得られる3位をめぐって争うことになるかもしれない。

以下、現時点のUEFAカントリーランキング上位10か国※()は前回順位

1.(1)スペイン 2017-18:3.857 合計:91.141
2.(3)イングランド 2017-18:4.928 合計:64.462
3.(2)ドイツ 2017-18:2.285 合計:63.855
4.(4)イタリア 2017-18:3.166 合計:62.082
5.(5)フランス 2017-18:2.666 合計:47.581
6.(6)ロシア 2017-18:4.000 合計:44.782
7.(7)ポルトガル 2017-18:3.500 合計:41.082
8.(8)ベルギー 2017-18:1.200 合計:37.100
9.(9)ウクライナ 2017-18:2.200 合計:35.333
10.(10)トルコ 2017-18:2.000 合計:31.000

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