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悔しい気持ちは引きずらない!小林悠が4戦連発の川崎F、清水に完封勝ちでACL敗退のショック払拭

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4試合連続ゴールを決めたFW小林悠

[9.16 J1第26節 清水0-3川崎F アイスタ]

 川崎フロンターレ清水エスパルスを3-0で下し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)敗退のショックを払拭した。これで川崎Fはリーグ戦7試合負けなし(5勝2分)としている。

 13日に行われたACL準々決勝第2戦で浦和に4-1で敗れ、2試合合計5-4でベスト8敗退。第1戦のアドバンテージを生かすことができなかった。その試合から中2日で迎えた川崎Fは、スタメンを2人変更し、MF森谷賢太郎とMF長谷川竜也が先発。前半14分、左サイド深くでFKを獲得すると、MF中村憲剛が入れた柔らかいクロスをニアに飛び込んだDF谷口彰悟がヘッドで合わせ、川崎Fが幸先よく先制に成功した。

 さらに川崎Fは的確なパス回し、MF長谷川竜也がドリブルで攻撃に変化を加え、清水ゴールに迫る。すると前半25分、谷口のスルーパスをPA左で受けたDF車屋紳太郎が中央へ折り返し、FW小林悠が左足でねじ込み、2-0。ACL浦和戦で退場した車屋がアシストを記録し、リーグ戦4戦連発の小林らから手荒い祝福を受けた。

 川崎Fが持ち味のパスワークで追加点を狙いに行く中、清水はFW長谷川悠とFW北川航也の2トップを中心にチャンスをうかがうが、なかなか決定機を作ることができない。前半34分、MF白崎凌兵の左CKから中央に入ったボールをFW長谷川悠が体を投げ出す。だが、左足ボレーは至近距離で相手のブロックに阻まれ、前半のうちに1点を返すことができなかった。

 清水は後半開始からMF清水航平を投入。小林伸二監督が早々に手を打つと、清水航が積極的にスルーパスを入れるなど、前半からの改善は見られたが、あと一歩のところで精度を欠き1点が遠い。対する川崎Fは後半22分、右サイドを駆け上がったDFエウシーニョにMF家長昭博のパスが通り、PA右から折り返したボールを長谷川竜が合わせるが、GK六反勇治に防がれる。それでも簡単に清水に流れを渡さず、試合の主導権を握り続けた。

 ホームで完封負けは避けたい清水は後半26分、長谷川悠を下げてFWチアゴ・アウベスを投入。6月末から左足首の故障で長期離脱していたブラジル人FWが復帰を果たした。すると早速、チアゴがCKなど見せ場を作り、清水がその流れのまま1点を返すかと思われたが、次にゴールネットを揺らしたのは川崎Fだった。

 後半34分、途中出場のFW森本貴幸が前線でロングパスをおさめると、相手のマークが甘いと見るやPA手前から左足を振り抜く。これがDF角田誠の足に当たってドライブシュートのような形となってゴールに吸い込まれ、3-0。試合はそのまま終了し、川崎Fが完封勝ちをおさめた。

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