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鳥栖が後半AT逆転弾の劇的幕切れ! 甲府は先制するもMF橋爪の退場響く

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鳥栖が終了間際のゴールで逆転勝利

[9.16 J1第26節 鳥栖2-1甲府 ベアスタ]

 9位サガン鳥栖がホームで15位ヴァンフォーレ甲府を2-1で退け、3試合ぶりの勝利を飾った。同点のまま最終盤を迎えたが、終了直前にDFキム・ミンヒョクが決勝点をマーク。甲府はMF橋爪勇樹の退場も響き、6戦未勝利(2分4敗)となった。

 鳥栖は前節・仙台戦(1-4)からスタメン3人を入れ替え。負傷のGK権田修一に代わってGK赤星拓が今季先発を果たし、DF小林祐三とFW豊田陽平が2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。対する甲府は前節・清水戦(0-1)から2人を変更。GK河田晃兵が5試合ぶり、DFエデル・リマが2試合ぶりに先発復帰した。

 先制したのはアウェーの甲府。前半8分、カウンターからFWリンスが長い距離をドリブルで持ち運び、右にはたいてゴール前に走り込む。駆け上がった橋爪がPA右外から右足でグラウンダーのクロスを送ると、ファーのリンスがDF鄭昇炫の背後から左足で触り、ゴール左に流し込んだ

 この試合がJ1通算50試合目のリンスは、2戦ぶりのゴールで移籍後2得点目。前半は甲府の1点リードで折り返す。6試合ぶりの勝利を狙う甲府は後半も無失点を維持していたが、後半18分に橋爪が2枚目のイエローカードで退場すると、数的優位に立った鳥栖がチャンスを仕留めた。

 後半20分、左CKからキッカーのMF原川力が右足でクロスを蹴り込み、こぼれ球をFWビクトル・イバルボが頭で折り返す。これに反応したのは、前半の失点に絡んでいた鄭昇炫。右足のシュートがDF新井涼平の股を抜いてゴール中央に吸い込まれ、名誉挽回の得点を挙げた。

 10人の相手を攻め立てる鳥栖は終盤にかけて何度も好機を迎えるが、甲府の粘り強い守備を前に、なかなか次の1点を奪えない。引き分け濃厚となる中、猛攻が実ったのは後半アディショナルタイム5分だった。

 イバルボが強引なドリブルでPA内右に切れ込み、右足で折り返すと、中央のキム・ミンヒョクが右足で合わせる。シュートはDF山本英臣とMF松橋優に当たりながらもゴールラインを割り、自身の今季初得点が劇的な一発となった。

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