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[関東]筑波大まさかの後期黒星発進…法政大に“連敗”、20日に天皇杯大宮戦も「切り替えるしかない」

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FW中野誠也が得点した筑波大だったが、法政大に競り負けた

[9.16 関東大学1部L第12節 筑波大1-2法政大 味フィ西]

 16日に再開された関東大学リーグ戦。後期初戦となった一戦で前期を首位で終えた筑波大は法政大に1-2で敗れた。法政大には総理大臣杯の準決勝からの連敗となってしまった。

 敗戦を素直に認めるしかなかった。後期初戦の相手は総理大臣杯の準決勝で苦杯をなめた法政大。用意されていたかのようなリベンジの機会だったが、前半27分に先制点を与えると、後半14分にエースFW中野誠也の得点で1点を返したが、同20分に再び勝ち越し点を許してしまい、避けたかった連敗を喫してしまった。

 ただしこの敗戦を引きずるわけにはいかない。大学リーグ戦では首位を明け渡したわけではないし、中3日となる20日にはカシマスタジアムで注目の決戦となる天皇杯4回戦でJ1の大宮アルディージャとの対戦が控えている。

 イレブンも切り替えの重要を説く。この夏、ユニバーシアード大会で金メダル獲得に貢献した3選手も気を引き締める。MF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)が「切り替えるしかない。チャレンジャー精神でもう一回やろうと話し合っている」と気合を入れ直せば、、中野も「みんな連敗で必要以上に落ち込んでいるが、僕は筑波には力があると思っている」と言葉に力を込める。

 “古巣”川崎Fの特別指定選手に登録されて迎えた初戦で注目されたMF三笘薫(2年=川崎F U-18)は「大学で結果を出していないので、まずは大学で結果を出したい」と与えられた環境でのサッカーに集中したい考えを強調。そんな三笘も20日の天皇杯に向けては、「J1のチームと出来る貴重な機会。結果にこだわったサッカーがしたい」と意識を高めていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第91回関東大学1部L特集

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