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試合後に異議で警告も…痛恨ファウルに不満の喜田「あれを取られたらきつい」

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横浜FMは土壇場の失点で勝利を逃した

[9.16 J1第26節 横浜FM1-1柏 日産ス]

 どうしても納得できなかった。横浜F・マリノスは1-0の後半37分にFW富樫敬真を下げ、MF喜田拓也を投入。最前線にMF天野純と喜田を並べ、高い位置からプレッシャーをかけて逃げ切る狙いだった。

「前を2枚にして、前から追いかけてほしいと。(中町公祐、扇原貴宏との)3ボランチというよりは前で(天野)純くんと2枚で並んでという指示だった」。そう明かした喜田だったが、後半42分、MFキム・ボギョンに対する後方からのチャレンジがファウルを取られ、自陣PA手前でFKを与えてしまう。これをFWクリスティアーノに直接決められ、土壇場で同点に追いつかれた。

「最後、自分のファウルでFKを与えてしまった。判定が覆るとは思わないし、審判を批判するわけではないけど、あれを(ファウルと)取られたらきつい。どうやってボールを取ればいいのかという話になる。自分ではいいプレスバックだと思ったし、相手が見えてなくて倒れただけ。僕らは人生を懸けてやっているし、判定一つでああいう結果になるのは残念」

 正当なチャージだったと主張する喜田は試合後にも異議を唱え、イエローカードを受けた。「前半、ベンチから見ていても判定にクエスチョンが多かった。自分のファウルに分からないことがあって、それを聞きに行った。結果的にはいらないイエローカードだったと思うけど、審判も人間なので、多少熱くなっていたと思う」と説明した。

「ファン、チームメイト、スタッフ、すべての人に申し訳ない」。“逃げ切り要員”として投入されながら、結果として失点につながるファウルを犯したことを反省する喜田は「何を言っても言い訳になる。自分の姿勢、結果でこれから少しずつ返していくしかない。強い気持ちを持って前を向きたい」と自分に言い聞かせた。

(取材・文 西山紘平)

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