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バイエルンに4失点完敗のマインツ、武藤は途中出場で見せ場も連発ならず

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FWアリエン・ロッベンのゴールなどでバイエルンは4-0の完勝を収めた

[9.16 ブンデスリーガ第4節 バイエルン4-0マインツ]

 ブンデスリーガが16日、第4節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはアウェーでバイエルンと対戦し、0-4で敗れた。前節のレバークーゼン戦(3-1)で今季初ゴールを決めた武藤だが、この日は今季初のベンチスタートとなり、0-3の後半31分から途中出場。最前線の位置に入り、昨季王者を相手に鋭いシュートも放ったが、2試合連続ゴールは決められなかった。

 先手を取ったのはバイエルンだった。前半11分、右サイドでパスを受けたDFヨシュア・キミッヒが横パスを送り、MFトーマス・ミュラーがダイレクトシュート。コース上に位置取ったFWアリエン・ロッベンがコースを変えて、ボールはゴールに吸い込まれた。

 さらにバイエルンが攻め立てる。前半18分、ロッベンとMFアルトゥーロ・ビダルが立て続けにシュートを打つが、GKレネ・アドラーがいずれもビッグセーブ。同21分にはロッベンのクロスにMFキングスレイ・コマンが合わせるもクロスバーに阻まれた。

 前半23分、バイエルンが追加点を奪う。キミッヒが右サイドにスルーパスを送ると、すさまじいスピードで抜け出したロッベンが反応。そのままゴール前に進入し、右足で軽く浮かせたシュートを流し込んだ。

 2-0で折り返した後半も攻撃の手を緩めない。後半5分、キミッヒが再び右サイド深くへスルーパス。今度はミュラーが抜け出し、最終ラインとGKの間に絶妙なクロスを送る。ゴール正面に走り込んだFWロベルト・レバンドフスキが今季4得点目を決め、リードを3点に広げた。

 後半17分、バイエルンは2枚替えを敢行。2得点を挙げたロッベンを下げてMFフランク・リベリ、今季リーグ戦初出場となったDFジェローム・ボアテングに代えてDFニクラス・ズーレを入れた。

 一方のマインツは後半20分、MFレビン・エズトゥナリを入れて攻撃に出る。その直後、CKのこぼれ球に反応したMFファビアン・フライが豪快なダイレクトミドルを放ったが、GKマヌエル・ノイアーが指先で弾き出した。同31分には武藤がDFアブドゥ・ディアロに代わって投入され、ようやく出番が訪れる。ポジションは前節同様、最前線に入った。

 ところが後半37分、バイエルンがさらにリードを広げる。リベリの横パスを受けた右サイドのキミッヒが低い位置から斜めのクロス。ファーサイドに飛び込んだレワンドフスキが頭で合わせ、スコアは4-0となった。

 武藤は後半40分、バイエルンDFマッツ・フンメルスからボールを奪い、相手ゴールに向かって単独突破を見せる。DFと1対2の状況から鋭いシュートを放ったが、ボールはわずかに左へ外れた。その後、アディショナルタイムは取られず、0-4で敗れたマインツは連勝ならず、2試合ぶりの黒星。前節のホッフェンハイム戦(0-2)で今季初黒星を喫したバイエルンは2試合ぶりの勝利で3勝1敗とした。

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