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“2日連続出場”MF秋山が名古屋救うJ初弾も…金沢が怒涛の攻撃で突き放しダブル達成!

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後半に2点を追加したFW金子昌広(左)とFW佐藤洸一

[9.17 J2第33節 金沢3-1名古屋 石川西部]

 暫定19位のツエーゲン金沢がホームで同6位の名古屋グランパスに3-1で勝利した。11試合ぶりの白星をつかむとともに、今季の名古屋戦2連勝を達成。名古屋は一時追いつきながらも終盤に失速し、2連敗で4戦勝ちなし(1分3敗)となった。

 金沢は前節・横浜FC戦(0-2)から先発1人を変更。累積警告で出場停止のDFビョン・ジュンボンに代わり、DF作田裕次が6試合ぶりにスタメン入りした。対する名古屋は前節・大分戦(0-1)から一気に5人を入れ替え。DF櫛引一紀とDF杉森考起が9試合ぶり、MF青木亮太が2試合ぶり、FW佐藤寿人が4試合ぶり、FW永井龍が11試合ぶりに先発復帰した。

 6月3日に豊田スタジアムで行われた前回対戦となる第17節は、アウェーの金沢が3-2で逆転勝利。名古屋がボールを支配しながらショートパスで攻撃を組み立て、金沢がブロックを作ってカウンターを狙う展開は今回も同じだが、先手を取ったのは金沢だった。

 前半5分、自陣左サイドでのボール奪取の流れからMF杉浦恭平がドリブルで運び、内側に向きを変えて右足でクロスを送る。PA内中央でMF宮崎幾笑が反応すると、後ろからDF杉森考起に乗っかられて潰され、PKを獲得。同6分、自らキッカーを務めた宮崎が落ち着いてGK楢崎正剛の逆を突き、左足でゴール左に決めた。

 チーム最年少(2種登録選手を除く)の19歳宮崎は12試合ぶりのゴールで今季4得点目。金沢は先制後もコンパクトなブロックを敷いて名古屋のパスワークに対応し、1-0で前半を折り返した。

 打開を図りたい名古屋は後半開始から杉森に代えてMF秋山陽介を投入。特別指定選手の秋山は、前日16日に早稲田大の選手として関東大学サッカーリーグ戦2部の神奈川大戦(6-0)に先発しており、2日連続の試合出場となった。一方の金沢は杉浦を下げ、FW山崎雅人をピッチへ送る。名古屋は続けて同10分、久々の先発だった永井に代え、15得点でチームトップスコアラーのFWシモビッチを投入。後半序盤の交代策が先に奏功したのは名古屋だった。

 後半13分、PA内中央で青木がボールを落とし、PA手前やや左で受けた秋山が左足を振り抜く。強烈なシュートが一直線にゴール右隅へ突き刺さり、1-1の同点に。秋山にとってはこれがJリーグ初得点となった。

 追いつかれた金沢は後半26分に宮崎との交代でFW金子昌広を送り出す。すると、直後の同27分に山崎が右サイドから低いクロスを送り、PA内右で受けたFW佐藤洸一がキープから左足でファーへパス。金子が滑りながら右足で押し込み、いきなり大仕事を果たした。同29分にはDF石田崚真が右サイドから右足で高い弾道のクロスを供給し、ファーで待っていた佐藤が高いジャンプから豪快にヘディングで叩き込む。金子の今季2得点目、佐藤の今季11得点目で金沢が3-1と相手を突き放した。

 名古屋は後半29分、ゴールに絡めずにいた寿人を下げ、最後の交代枠でFW押谷祐樹を投入。金沢も同37分に3枚目のカードを切り、MF大橋尚志とDF太田康介を交代させて守備を固めると、そのまま3-1で逃げ切りに成功した。

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