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[MOM2215]横浜創英FW亀山陽有(1年)_市船相手に“衝撃”の4発!FW転向4か月のストライカー

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横浜創英高FW亀山陽有は4ゴールの大活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.16 NB CHAMPIONSHIP U-16 横浜創英高 5-1 市立船橋高 時之栖うさぎ島A]

 名門・市船相手に“衝撃的”な4ゴール。インパクト十分の活躍をしてのけた横浜創英高FW亀山陽有(1年)は「自分でも結構驚いているんですけど、ベンチにいるメンバーや、横浜に残っているメンバーも含めた力を自分の力に変えられて、あの4点に繋がったのだと思います」とチームメートたちに感謝した。

 仲間の力もパワーに決めた4発。まずは前半16分、亀山はMF坂岸寛大(1年)の右CKを頭でゴールへねじ込んで先制ゴールを奪う。さらに後半9分にもCB坂内廉が後方から蹴り込んだFKを頭で判断良くゴールへ流し込んで2点目を挙げた。

 元CBのストライカーが高さを活かした2発。そして終盤の2ゴールは「前に敵がいて、ボールがあって、その中で負けない、自分がやれるという気持ちを全面に出してボールを追っかけてやりました」という闘志とスピード、コンタクトの強さがもたらした。

 3-1の後半26分、前線でボールを収めた亀山は強引にドリブルで持ち込んで右足シュート。ハットトリックを達成すると、アディショナルタイムにも競り合ったDFをねじ伏せるように力強い前進をして4点目のゴールを叩き込んだ。

 SCHに所属していた中学時代はCB。スピードがあり、跳ね返すことのできるDFだったというが、後方からの丁寧なビルドアップを求められる横浜創英でCBとして出場することは難しかった。だが、「スピートと身体の強さは魅力」(宮澤崇史監督)という亀山は今年5月のコンバートをきっかけにFWのポジションでポテンシャルを発揮していく。

 この日は、パワフルな突破を見せたほか、高さとスピードも発揮して4得点。相手に厳しいチェックの前にボールをキープしきれない部分もあったが、会場に訪れた宮澤監督の前でFWとしての自分を猛アピールした。市船からの4ゴールは本人にとっても大きな自信になったことは間違いない。「自分がいれば勝てると、チームに安心感を与えられるような選手になりたい」というストライカーが、今後もゴールを決め続けて、チームメート、スタッフからの信頼感を高める。

(取材・文 吉田太郎)
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