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「これからが楽しみな選手」存在感見せた筑波大MF三笘に敵将も賛辞

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巧みなボールタッチで相手をかわす筑波大MF三笘薫

[9.20 天皇杯4回戦 筑波大0-2大宮 カシマ]

 敵将からも賛辞を贈られた。筑波大のMF三笘薫(2年=川崎F U-18)は後半から左サイドに開き、独特なボールタッチと抜群のテクニックで攻撃の起点となった。後半7分には左サイドからドリブルでPA内に切れ込み、2度の切り返しから右足でシュート。しかし、GKの正面に飛び、「コースを狙って、もっと強いシュートを打たないといけなかった」と、シュートまでパワーを残せていなかったことを悔やんだ。

「判断のスピードも遅いし、プレースピードもテクニックもそう。フィジカルのところももっと磨いていきたい」。本人の自己評価は厳しいが、まだ2年生でありながら、下部組織で育った川崎Fの特別指定選手になったのも納得のプレーだった。

 大宮の下部組織で監督を歴任し、今年5月からトップチームを率いる大宮の伊藤彰監督は筑波大について「アカデミーで監督をしていたころからよく知っている選手ばかりだった」としたうえで、「三笘はこれからが楽しみな選手」と名前を挙げ、「小学生のころから見てきて、彼の能力、才能は分かっている。今日もいいパフォーマンスを見せていた」と称えた。

 それでも本人はどこまでも貪欲だ。「プロになるからにはもっとやらないと。これ以上をベースにしないといけない」。自分自身に高いハードルを設ける背番号9は2回戦の仙台戦(3-2)で2ゴールを決めるなど、天皇杯を通じてさまざまな収穫と課題を得た。「この舞台で戦えたことは大きな経験になったけど、これを次に生かさないと意味はない。ここからどう成長するか、自分自身楽しみだし、やるべきことは多いと思っている」。敗戦の悔しさを押し殺しつつ、その目は輝きを放っていた。

(取材・文 西山紘平)

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